職場における従業員エンゲージメントと健康リスクおよびプレゼンティーイズムとの関連性

職場における従業員エンゲージメントと健康リスクおよびプレゼンティーイズムとの関連性
The Association of Employee Engagement at Work With HealthRisks and Presenteeism

Wayne N. Burton, MD, Chin-Yu Chen, PhD, Xingquan Li, MS, and Alyssa B. Schultz, PhD

PMID: 28708673

<方法>
2012年にグローバルな金融サービス企業の従業員を対象に健康リスク評価(HRA)を実施。評価では、従業員のエンゲージメント、健康リスク、および仕事中の生産性損失(プレゼンティーズム)を測定。
🔳プレゼンティーイズムには、職場での生産性の低下を評価するための 8 つの質問からなる作業制限質問票 (WLQ)
🔳エンゲージメント
・別の会社で仕事を探す可能性
・会社を働きがいのある職場として推奨する可能性
・職務内容以上の仕事をする意欲
という 3 つのエンゲージメントの質問に回答してもらう(これらの質問は、実務家と専門家の話し合いと選択に基づいて作成された。従業員は 3 つの質問への回答に基づいて、高、中、低の 3 つのエンゲージメント カテゴリに分類された。)

<結果>

  • 高エンゲージメントグループ:

    • 69.7%が低リスク状態

    • 平均1.91の健康リスク

    • プレゼンティーズム率7.7%

  • 中エンゲージメントグループ:

    • 67.9%が低リスク状態

    • 平均1.98の健康リスク

    • プレゼンティーズム率9.2%

  • 低エンゲージメントグループ:

    • 55.0%が低リスク状態

    • 平均2.53の健康リスク

    • プレゼンティーズム率14.0%

<感想・学び>

従業員エンゲージメントは、”組織と個人”であり、ワークエンゲージメントは”仕事と個人”という枠組みである。
そのため、従業員エンゲージメントとワークエンゲージメントとあり混在しないようにして対策・評価をしないといけない。
職員の健康リスクと生産性を考えた際に、エンゲージメントの観点から対策を考えることが重要と感じた。

今日も最高の一日に。

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