職場での従業員エンゲージメントと健康リスクおよびプレゼンティーイズムとの関連性(The Association of Employee Engagement at Work With Health Risks and Presenteeism)

職場での従業員エンゲージメントと健康リスクおよびプレゼンティーイズムとの関連性
The Association of Employee Engagement at Work With Health Risks and Presenteeism

Wayne N Burton 
 
PMID: 28708673
 
目的
従業員エンゲージメントと個人の健康リスク(プレゼンティーイズム、自己申告による疾病日数、健康リスク因子)との関連を明らかにすること
 
方法
研究対象者は、全米に主要拠点を持つ金融サービス企業に2012年に雇用された従業員で平均年齢は43歳、60%が女性。
12,043人中、11,742人(97.5%)が、3つの質問に回答し、従業員を3つのエンゲージメント・カテゴリー(「高」、「中」、「低」)に分類。
プレゼンティーイズムとして知られる仕事中の生産性低下を評価するため、8問のWLQ(Work Limitation Questionnaire)を使用。
T検定、χ2乗検定にて比較検討。
 
結果
高エンゲージメント:プレゼンティズム7.7%、中程度のエンゲージメント:プレゼンティズム9.2%、低程度のエンゲージメント:プレゼンティズム14.0% (P < 0.001)。
エンゲージメントが高い従業員は、他の2つのグループと比較して、健康リスク因子が有意に少なく、全体的に健康リスクが低い。
エンゲージメントの低い従業員は、エンゲージメントの高い従業員と比較して、プレゼンティーイズムが有意に大きい。
 
感想・学び
何となく想像はできるが実際に研究結果として確認し改めて重要性を感じる。負の要因(ストレス)と正の要因(ワークエンゲージメント)のように捉えれるがそれぞれが複雑に関係しあっているようにも思い、対策を講じる際にはどこに焦点を当てるのかが大事なように感じる。
 
 
今日も最高の1日に。

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