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ひとりぼっち2023 にひとりぼっちで行った

柴田聡子のひとりぼっち2023 外出 に行って来ました。
仕事休めなかったけど15時に早上がりさせてもらって、駅のホームでコンビニの肉まんをほおばり、電車にコトコト揺られて大手町へ。ライブ前の移動はいつもそわそわする。乗り間違えないか、慎重に、乗換案内を何度も確認してしまう。

無事会場最寄りの竹橋駅までついたものの、都内の地下鉄は本当に嫌だ。出口がありすぎる。例に漏れず出たい出口には出られず、Google Mapを頼りに遠回りをしてやっと会場に着く。スマホアプリがない時代に生まれていたら本当に私はいつだって詰んでいただろう…。

ライブ前の話が長くなってしまった。ひとりでの演奏を見るのは1年と少し前、パンと音楽とアンティークというイベント以来だった。その時は40分くらいだったかな、アコギ一本勝負、かっこよかった。弾き語りのライブは、アーティストの魂に近づける気がして好きだ。

そして今日もとにかくかっこよく、楽しく、音は気持ち良く、濃密なライブでどきどきした。2時間ほど、ひとりで楽しみながら演奏する姿は本当にかっこよかった。
おもむろにヘンテコなギターを担いだと思ったら、岡田拓郎氏にかりたデジタルギターというやつで変な音を出し、チープなビートにのせてワンコロメーターを歌い出し、ほんとうに自由に楽しんでいて、お腹から込み上げる笑いを堪えるのに必死だった。笑
数日前にリリースされた白い椅子という曲は、ミクスチャー?というのかな、ジャズの要素、R&B(?)みたいな後ノリのビート、不思議なコード進行とメロディが組み合わされてとてもかっこよかった。この曲が始まった瞬間全身に鳥肌がぞわぞわとたった。
ライブ後半、次はカバーをやりますと一言。くるりのハイウェイをやってくれた。本当に嬉しかった。ちょうど最近わたしも岸田さんが表紙のギターマガジンを買ったところだった。柴田聡子も私と同じ曲を聴き、雑誌を読んでいる。もはや最近しばっちゃんオタクと化しているのでその事実が、なんだかとても勇気づけられた。これからくるりを聴くだけで柴田聡子とイヤホンで繋がっている気持ちにうっすらなれる気がする。

彼女の声は伸びやかで安定していて、低音はすこし艶やか、高音は高らかで健やかで、ギターもピアノも表情豊か。魂がこもっているかつとても上手だし素晴らしかった。
そしてDub master xは彼女の曲の魅力を引き出しまくっていた。特にボーカルにかける絶妙なディレイやリバーブが曲を彩って豊かにしていた。けれど主張しすぎることはなく、ごく自然に聞けた。全体の音もクリアだけれど痛くなく、サイコーー!!と心の中で叫び、目を見開いて集中し、全身で音に包まれる感覚が気持ちよかった。しかし問題が一つあって、気持ち良すぎてうとうとしてしまった。情けない話ですが…笑 とくにテレキャスを指弾きしていたとき、気持ちが良すぎて………後ろの人や横の人、前に座ってるやつコクンコクンしてんな〜とライブに集中できなかったらすみません…

あーとにかく、何はともあれとても良い日だった。仕事の後にライブを見に行くのは初めてで、とても疲れたけど、ご飯を食べてお風呂でお湯に浸かって回復した。新しいアルバムが楽しみだ。あとまだ読み終わっていないきれぎれのダイアリーも大事に読み進めよう。

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