最近の記事

完全に自由演技でどの程度AIは小説を書けるのか

小説家・脚本家という職業が今後も存続し得るのか?という問いは個人的には非常に興味のあるテーマだ。 今のAIはどの程度の実力があるのか、少し探ってみたい。 使ったのは、Claude3(2024年の8/12時点)。有料版もあるようだが、まずは無料版を試してみる。 とりあえず雑に投げてみよう Q : 200-300文字程度で短いSF小説を生成できますか? するとこんな答えが返ってきた 時間の狭間 真夜中、研究室の暗闇を青白い光が貫いた。山田博士は息を呑んだ。 「成功だ」 時

    • パリ五輪開会式の演出に関する一考察

      パリオリンピックの開会式における一部演出が少なからず話題になっていると聞いた。 僕も見てみたが、最後の晩餐の机の上で、ひげを生やした女性っぽい恰好をした?全身青塗りの男性がパフォーマンスをしていた。その背後には、なんかキャラが濃そうな人たちがたくさんいて、お世辞にも見ていて気持ちの良いものではなかった。 世間では、これが正しいとか正しくないとか気持ち悪いとか気持ち悪くないとか、キリスト教への冒涜だとかどうだとか色々な論争が起こっているようだ。それはその人たちに任せるとして、僕

      • 一有権者から見た東京都知事選回顧録

        そういえば都知事選の結果が出て3週間ほどたった。 どうせそうなるだろうと思っていた予想のまま、小池氏が当選し、東京は何もなかったかのようにまた動き出した。 僕も当然、今回の都知事選は投票した。 どうせシルバー民主主義で、テレビの一方的な報道に踊らされた中高年の何も考えていない投票行動により結果が大きく左右されるとはわかりつつも、せめて次の世代につながるような投票結果になればよいと思い、いわゆる清き一票というやつを投じたわけだ。 ここでは改めて、僕と僕の周りが、都知事選におい

        • 情熱はいかに失われ、人は大衆の一員と化していくのか

          手垢のつき切った議論ではあるものの、人を成功者たらしめる最大の要因はやはり情熱ではないだろうか。 努力は当然のように怠惰に勝り、情熱は努力に勝る。 しかしここでは成功者がどうやって成功者になったかについて筆を進める意図はない。そのような書籍は巷に溢れているから(別に成功者の細かいエピとか知らないし)。 むしろここでは我々について書きたい。一度は何者にかなれるとの幻想を抱いていた(若しくは辛うじてその望みを紡ぎ続けている)我々が、いかに情熱を失っていくかを。 30代も半ばに

          時代のエネルギー変位と豊かさ

          1980年代と今この瞬間はどこか時代の雰囲気が似ている。 世はシティポップブーム再来だし、ファッションも1980年代回帰になりつつある。僕は何となくJPOPはずっと追っているが、最近のアーティストの出す音楽はどこか1980年代のころの雰囲気を感じさせる。そこに今風のおしゃれなアレンジとテクニックがスパイスとして加わっている。最近のアーティストは優秀だ。 これを単なる時代のサイクル的なものと捉えることもできるが、ここでは一つ何の根拠もない別の仮説を書いてみたい。 僕の仮説はす

          時代のエネルギー変位と豊かさ