
会社の未来を守る!経営者が気をつけるべき数字の変化
【Level56】
こんにちは、経営理念と経営計画で中小企業をサポートする税理士の菅谷(すがや)です。
経営者として、細かな変化に気づくことはとても大切です。
例えば、奥さんが髪を切ったことに気づくのは意外と難しいですよね。私も事前に教えてもらってやっと気づくことが多いので、普段からもっと気をつけないといけないなと感じています。
では、会社のことではどうでしょうか?
私は、仕事柄、会社の数字をよく見ています。売上が少しでも下がっていないか、人件費や経費が増えていないかなど、少しの変化にも注意を払っています。
試算表に出てこない部分にも気を配ることが大事です。
例えば、在庫が増えていないか、回収できない債権が溜まっていないか、投資している証券の価値が下がっていないか、といったところもチェックが必要です。
それに加えて、経営において最も重要なのは、今後の会社の状態を予測して行動することです。
もし利益が出ているなら、税金対策を考えて無理のない範囲で対策をしておきます。逆に赤字が見込まれるなら、どのように利益を生み出すか、戦略を立て直さなければなりません。
さらに、最も避けなければならないのは、資金繰りの問題です。
資金が足りなくなる判断した場合は、すぐに金融機関から資金調達を検討し、対応していく必要があります。会社の資金が不足すると、一気に倒産の危機が迫りますから、早めに対策をとることが重要です。
普段から会社の数字に目を光らせて、何か変化があったらその原因を突き止める。これが経営者としての役割です。
月に一度は税理士と会社の数字をじっくり見直し、どんな小さな変化も見逃さないようにしましょう。