第七師団戦車射撃競技会
日本唯一の機甲師団である第七師団で戦車射撃競技会が始まりました。
7師団には戦車3個連隊と第七偵察隊に戦車がありますが、師団戦車射撃競技会は7師団隷下の戦車だけでなく、北部方面隊の戦車部隊が参加する方面戦車射撃競技会に準ずる大規模な戦車射撃競技会です。
参加部隊は第二師団の第二戦車連隊、第五旅団の第五戦車隊、第七師団の第七十一戦車連隊、第七十二戦車連隊、第七十三戦車連隊、第七偵察隊、第十一旅団の第十一戦車隊である。
10年前はもっと規模も大きく、戦車の数も部隊も多かったんだけれど・・・戦車の激減で寂しくなりました。
戦車連隊にあった各第五戦車中隊を減らし、第一戦車群の解組、第十一戦車大隊の戦車隊への降格・・・・。
でも、日本でこれだけの規模の戦車射撃競技会を見られるのは北海道だけ。
北海道大演習場の第一戦車射撃場こそが戦車射撃競技会の聖地なのです。
以前は毎年競技会へ行っていましたが、病もあって久しく行ってないな・・・・。
戦車射撃競技会独特の雰囲気と戦車乗りが大集結する戦車の祭典のような・・・。
戦車小隊の小隊戦闘射撃を目の前で見られるなんて「総火演」より間近で展示じゃなく、競技会の真剣勝負では号令一つ違うから。
戦車好きなら一度は見るべし・・・・陸上自衛隊の機甲科の偉い人にコネを作って「見せて」とお願いするか、北海道の戦車部隊の偉い人と直接仲良くなって「応援したい」と言って行くか、各戦車部隊の協力会に入るか・・・裏技だけどね。
要注意なのは陸上自衛官でも機甲科以外の他職種の偉い人じゃあまり意味がなかったりする。
一般人も招待されて見学している人達もいるけれど多分、関連企業、自衛隊協力団体、家族とかで、戦車ファンというだけなのは無理かもね。
一番は「取材」で行くとかなり長時間居られる。
ただ取材もカメラマンの力関係とかいろいろあるからな・・・。
応援だと、その部隊の応援だけってなるとあんまり見学できない。
入れ替わりで見学になるからね。
最近はYouTubeの配信者とか、著名人とかも見学しているので有名な配信者になるか、著名な人になるかして「見たい」と言うのもありかもね。
私も著名な方をお連れして見学に行ったことがあるから・・・・。
それ以来、そのことを知っている後輩から部隊OBの先輩じゃなく「あの○○さんを連れて来た人」と呼ばれている。
ただ、まだ戦車射撃競技会へ友人を見学に呼べる身分であった頃、知っている戦車ファンに声をかけても、なぜか断られることが多かった。
「平日の昼間から北海道まで行って戦車射撃なんて見る暇なんてないよ」と。
意外に思うかも知れないが、こんな貴重でなかなか見られない競技会を見られるチャンスを戦車ファンで競技会の写真を撮りたいと思っているのに断る人が多いくいて、逆にこんな有名人で戦車好きでも来ないだろうなって人に声をかけると二つ返事で「行く!」と即断されることが多い。
成功している人ってそうなんだって思ったのが戦車射撃競技会の見学だった。
情熱があって多少の犠牲があっても戦車射撃競技会を観たいという人しか見られないのが戦車射撃競技会である。
実際、取材でもなく、応援でもなく、かなりレベルの高い超熱烈な戦車が大好きというだけで毎年見学に招待されて撮影している人だっているのだから(戦車好きなら知っているくらいの人だから別格の人です)。
総火演のように見学が出来る場所が無いので数に制限もあるし、現在は専用の見学用天幕もあって暖かくて良いのだけれど、座席も決まっていて外で自由に撮影できないようになっているので写真目的の人にはお勧めしない。
戦車部隊の招待だと天幕じゃないのだけれど、寒風に晒されながら戦車隊員と応援できる応援が一番いいかな・・・。
来年は二年に一度の北部方面隊戦車射撃競技会がある。
今から頑張って見学できるように・・・・・。