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74式戦車

74式戦車は令和6年3月をもって全車退役した。
最後まで装備していた戦車大隊もそれに伴い長い戦車部隊の歴史に幕を閉じた。

74式戦車は私の青春時代そのものと言っていい。
74式戦車が全盛の頃に北海道の戦車連隊や戦車大隊で走り回った。

暑い真夏にパウダー状の砂埃を浴びながら熱砂の日も、雨が降り泥だらけで石礫のように顔に叩きつける日も、雪が降り顔が凍り付き足が千切れんばかりの極寒の日も戦車に乗った。

装填手として74式戦車に初めて乗った時、戦車の砲塔から見る光景は非日常の世界だったが、それもすぐに普通の日常となり戦車と共に過ごす日々となった。

74式戦車のメカ的なことを期待してこの記事を読んでいる方には申し訳ないが、戦車乗りにとってそんな話より戦車と接し共に過ごした話の方が大事なのだ。

そういう話をぼちぼち書いてゆこうか・・・どうしようか・・・。

74式戦車も既に歴史の一ページとなってしまったからね。

何か書き残しておかねばとも思う。

冷戦期の北海道の話とかね。

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