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砲声

北海道ももう秋です。
ここ数年猛暑で北海道外はようやく涼しくなった頃でしょう。

例年なら北海道の戦車部隊は戦車射撃競技会で切磋琢磨している月です。
今年は大規模な演習もあるようで・・・。

この時期、戦車射撃の砲声が札幌の街中まで聞こえてくることがよくあるのです。

多くの市民はまさか戦車砲の砲声だと思っておらず「雷かな?」と思ってるのである。
日本国民はリアルな銃声や砲声なんて聞いたことも無いから判らないのも当然ですね。

砲声とか銃声を聞いて「どのくらいの距離で撃っている」なんてことは判る物ではない。
それは天候や気候で違うからである。
テレビや映画でそんなシーンがあったら嘘だね。

戦車射撃の音だって毎日聞こえる訳もなく、同じ場所で撃っているのに聞こえる日と聞こえない日があるのだから。

雲が低いと遠くの音も聞こえてくる。
冬に寒い日も遠くの音が近くに聞こえて来ることがある。
そういう軍事知識って意外と知られていない。

なので映画やドラマでベテランの兵隊が「3キロ先に敵が迫っている」なんて銃声や砲声を聴いてベテラン感を出す演出があるが、そんな訓練や実戦経験を積むってどうやるのか?はなはだ疑問である。

日本を取り巻く情勢は砲声に包まれている。
隣国にロシアがあり、ロシアは今戦争をしており、北方領土を未だ占領し領空領海にロシアの飛行機や艦艇が現れている。
中国は虎視眈々と台湾を狙い、童子に尖閣諸島、沖縄までね視野にしている。
間接侵略としては日本国内に既に・・・・。
朝鮮半島も拉致問題も含め南北どちらも反日である。

砲声が聴こえても、それを砲声と認識せず、判らないのが今の日本人である。
本当の砲弾やミサイルが彼の国から撃ちこまれたら・・・気が付かないで「戦争反対!」「平和を!!」なんて叫んでいるようでは命が幾らあっても足りない。

「ミサイルが日本に飛んで来る訳ねぇだろう」と平和ボケした奴が小馬鹿にしたような顔で言う奴がいる。
北朝鮮からミサイルが飛んでJアラートが鳴っているじゃないか。
そういう輩にはそういうのも聞こえていても聞こえていないのである。

砲声は常に聞こえているのを知らず知ろうとしないのは怖いことなのだが。



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