ドイツ軍対ソ連軍戦車

映画『スターリングラード』(Stalingrad)は、1993年のドイツの映画。
ヨゼフ・フィルスマイアー監督作品。スターリングラード攻防戦で壊滅したドイツ第6軍の有様を、ドイツ側からの視点で描いている。
キャッチコピーは「この世でもっとも美しい、涙さえも凍るマイナス50度の氷の戦場」。

ドイツ陸軍の戦闘工兵達に出動の命令が下る。
目的地は東部戦線の激戦地スターリングラード。
だが彼らがそこで見たのは、栄光とは程遠い戦争の現実であった。
死闘を繰り広げる彼らをあざ笑うかのように、ロシアの冬将軍が到来し、厳しい戦いを強いられることになる。

1943年1月22日  ソ連赤軍が最終攻勢を開始。

第6軍は市内の防衛線に追い込まれる。
零下35度という厳寒の廃墟や雪原で、ドイツ軍将兵は戦死、さもなければ凍死か餓死、あるいは自決に迫られた。
ヒトラーはパウルス以下が「英雄叙事詩」のごとく全員戦死することを切望し、正規軍としての降伏を許さなかった。

動画でドイツ軍歩兵が対戦車攻撃に使っていたのは「吸着地雷」で、モンロー/ノイマン効果によって装甲を貫通し、打撃を与える対戦車兵器。
磁力によって敵戦車の装甲に密着させて爆発する。

ドイツ国防軍が1942年に採用した歩兵用の対戦車兵器である。
成形炸薬を内蔵した漏斗状の本体の先端に、木製のブラケットを介して3個の永久磁石が取り付けられている。
磁石は成形炸薬と目標との最適距離(スタンドオフ)を保つ役割も果たす。

使用時には敵戦車の死角を利用して肉薄し、敵戦車に直接取り付ける。
磁石がきちんと敵戦車に吸着したことを確認した後、摩擦発火式遅延信管(M39卵型手榴弾のそれに似た形状)の点火紐を引っ張って信管を作動させる。
なお、信管の作動後は直ちに安全圏に退避しなければ、自分が爆発に巻き込まれる危険があった。

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戦車兵
チップありがとうございます!!無理なさらず御覧頂けたら幸いです。