冬季遊撃課程
通称「冬戦教」である。
ミリオタ的には自衛隊最古の特殊部隊として知られている。
でも、表の顔は冬季の体育学校みたいな感じの冬季オリンピック選手の養成所みたいな感じであった。
バイアスロンとかね。
主に冬季レンジャー課程の指導を行う戦闘戦技教育室、冬季戦闘時の部隊運用の研究を行う調査研究室、バイアスロンやスキーの教育訓練を行う特別体育課程教育室からなっていた。
これらのうち、オリンピック特別強化選手らからなる特別体育課程教育室には、現在40人弱の男女隊員が所属しており、将来の自衛隊体育指導者としての教育訓練を積みつつ、冬季オリンピックでのメダル獲得を目指し日々訓練を重ねていたが、2016年(平成28年)3月、自衛隊体育学校隷下に編成替えとなった。
現在は戦闘戦技教育室、調査研究室からなる。
陸上自衛隊では、1956年(昭和31年)に富士学校にレンジャー研究課程を設置、1958年(昭和33年)には研究課程から正規の課程に昇格させて、体制を拡充した。
そして、1960年(昭和35年)2月には倶知安駐屯地において普通科レンジャーによる冬季訓練が行われたが、零下30度の厳寒での訓練は、陸曹クラスの大ベテランが男泣きするほどの過酷さであった。
この経験を踏まえて、同年5月15日、北部方面総監部第三部に特別戦技訓練隊準備室(室長村田1佐)が設置された。
そして1961年(昭和36年)2月28日、倶知安駐屯地において、正安1佐のもと、特別戦技訓練隊が発足した。
幹部10名・陸曹19名の体制で、遊撃班とスキー班が設置されていた。
部隊全体としても他の部隊に教育訓練等の指導を行いながら、「特殊部隊」としての練度維持のため過酷な訓練を行っている。
高度なスキー技術を組み合わせた国内でも屈指の戦闘技術を誇る部隊である。
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