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ふと巷で見る戦車的な光景

最近、かなり体調も悪く緊急で病院に行くことが多くなった。
先週の金曜日もそうだし、昨日の月曜日もそうだった。
予約無しで行くと大変なことになる。

ただでさえ体調不良で病院へと思うくらい具合が悪いのに待たされる。
これは救急で行かない限りしかたがない。
でもね、救急車で行くと本来通院しているかかりつけの病院へ運ばれるとは限らない。
一度体験しているし、聴いたことも行ったこともない自宅からとても行きにくい病院へ運ばれたことがある。
受け入れ先の病院次第だからね。

昨日の通院はいつもかかっている病院だが、予約無しで行くと体温は全く高くないが鼻水が出る症状と言うと・・・コロナ検査をするのでと別棟へ連れて行かれ長い待ち時間の末、鼻の奥に棒を突っ込まれ検査した。
結果が出るまで隔離状態。

結構待った後に「陰性です」とのことで、ようやく通常の検査へ。
この間、かなり体調も悪くなったが、病院へ着いて3時間後にようやく医師に診てもらった。
今回は担当の主治医じゃない初めて見る医師だった。
結果はこの科の病気ではないようだ。

何科へ行けばいいのか・・・・・途方に暮れる。
医師に聴いても答えてくれない。
そうなのだ、病院ってどこもそういうところなのだ。

ただ症状を緩和する薬の処方はあって、会計後に病院近くの処方箋薬局へ行く。
もう夕方で客も少なくて良かった。
待っていると薬剤師がいろんな薬を一つの袋にパッケージしている姿を見る。
薬の入った袋が連なったものを中身の確認と数の確認をしているのだろう、一つ一つ丁寧に数えている。

「ん!?」この光景・・・・どっかで見たぞ・・・あああ!!連装の弾を数える装填手だ!!!
戦車の射撃前は当然実弾の受領がある。
戦車射場で各戦車の装填手が車載機関銃の7.62mm弾がリンクに繋がった状態で1発1発確実にあるか数えているのだ。
その光景が薬剤師の姿とリンクしたのだ。

ちなみにリンクって弾と弾を繋ぐ黒いアレのことである。
SNSが発達すると「リンク」って言葉が普通に聴くようになったが、それ以前は「リンク」と聴くと機関銃の弾を連想したものだ。

ちなみに戦車の中でも連装銃の弾を何度も数える。
当然弾がリンクとちゃんと収まっているか状態も見ているし、射撃後一発でも薬莢が足りなくなっても間違いなく自信をもって何発あったと言えるようにである。

ちなみに戦車の外に機関銃がある場合は車載機関銃だが、これを戦車の砲塔内の戦闘室に据えていると同じ機関銃でも「連装銃」「連装」と名称が変わるので要注意だ。
なので車載機関銃の弾でなく連装銃の弾と呼ぶのである。

薬局で薬を数える姿が戦車の装填手と同じだな・・・なんて具合が悪いのに暇な話である。


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