富士に誓う
機甲部隊の拡充強化のため、14歳から19歳の少年が2年間かけて育成が行われた。
朝夕や演習帰りには、『少年戦車兵学校校歌』や『少年戦車兵の歌』がよく歌われたという。
少年戦車兵は若獅子、豆タンクの愛称で、空の若鷲(少年航空兵)と並び、国軍の双璧と讚えられた少年兵である。
昭和末期、戦車連隊に居た頃、少年戦車兵出身の若獅子会が来隊され当時の74式戦車を見学に来た。
かつての少年戦車兵が74式戦車を撫でながら「こんな戦車があったらな・・・」と涙ぐんでいた姿は忘れない。
出征した少年戦車兵および教職員のうち、600余名が戦死している。
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