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戦車橋

戦車はどこへでも行ける・・・なんて話はイメージで実際は行けない場合も多い。
その一つが河川である。

「潜水渡渉できるんじゃないの?」とミリオタは思うだろう。
現実に戦車で潜水渡渉が出来ても準備と装備が必要で・・・・とっても時間がかかることは知られていない。
深さだってあるしね、戦車の中へ水が浸水したらもう・・・・生き地獄の車内・・・・・・・・。

なので基本は橋を渡る、「当たり前だろう?」って言ったそこの君!!戦車はどこの橋でも渡れないんだよぉぉぉぉぉ。

戦車は重い、90式戦車は50トンあるので本州に実戦配備していない理由の一つが渡れる橋が・・・という話も一つの理由としてあるくらいだ。

74式戦車でさえ、演習場に架かる橋を渡る場合、「1輌づつ、増減速禁止」と躾され戦車乗りなら常識の話だった。

映画「遠すぎた橋」「プライベートライアン」でも橋は重要なもので、丈夫な橋があるかないかで今後の反撃、侵攻に大きく影響する戦車が渡れる丈夫な橋は重大な問題として取り上げられている。

でも、橋が元から無い時はどうするの?戦車が渡れる橋なんて応急処置的に架けられないでしょう?と指摘したそこのあなた!!!正解です。

なので戦車連隊には施設小隊というのが連隊内にあって、戦車橋というのを持っているのです。

これがあればちょっとした河川なら渡河できるし、場合によっては対戦車障害の壕も通過できるという優れ物です。

戦車の車体に橋が載っていて、川に橋を架ける戦車橋。

施設科部隊の装備です。

20数輌しか無いレアな車輛です。

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