APC
APCとは装甲車のことである。
私が初めて自衛隊で操縦訓練で操縦したのは60APC、つまり60式装甲車である。
私は60APCで大型特殊免許を取得したこともあり、愛着のある装甲車であったが北海道の戦車部隊では平成になる頃には73式装甲車、つまり73APCに替わってしまった。
APCの操縦は二本の操縦レバーで操作し簡単である。
レバーを引いた方向に動く。
ブレーキは二本のレバーを引いて止まる。
装軌車の装甲車は73APCまでで、その姿も年々減ってきている。
装輪装甲車や戦車に随伴するならFVとかあるからね。
第一戦車団時代には装甲輸送隊があったAPCの部隊だ。
演習場の悪路ではAPCは頼もしい存在で、人員だけでなく資材の運搬にも大活躍だった。
APCの前部に操縦席、車長席、前方銃手席、その後ろにキャリバー50の後部銃座席がある。
これ等の乗員の席に収まっていればAPCの乗り心地も戦車とそう変わらない。
しかし、人員が乗る後部の席は・・・・地獄だね。
外は見えない、隊員が座席にぎっちり座り狭く掴まるところもなく、悪路を走るともう・・・・・・・・、停止たら吹っ飛ぶし・・・・私はAPCに乗るならハッチのあるところがいい。
これは乘ったことがある者なら理解できるが・・・酔う人もいるしね・・。
決して楽しいものではない。
装軌車輛に乗り心地を求めるもんじゃないけどね。
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チップありがとうございます!!無理なさらず御覧頂けたら幸いです。