ファントム
ファントムとは英語で亡霊・幽霊のことである。
しかしミリタリーの世界ではF-4ファントムⅡというジェット戦闘機を思い浮かべるであろう。
米国が開発した艦上戦闘機で米海軍をはじめ多くの国の軍隊で採用された戦闘機である。
1966年(昭和41年)に第二次F-XによりF-86Fの後継機種として、F-4Eを日本での運用に不必要な装備を取り除き、データ・リンクを載せて要撃戦闘機タイプにしたF-4EJを選定した。
1981年(昭和56年)の生産終了までに日本が調達したF-4の総数は154機となる。
また、F-4のライセンス生産が許可されたのは日本が唯一となる。
航空自衛隊では、4種類のF-4を運用していた。2020年3月末時点のF-4EJ/EJ改の保有数は26機、RF-4E/EJは6機であった。
私がファントムと言えば漫画『ファントム無頼』である。
原作は航空自衛隊生徒出身の元三等空曹の史村翔。
作画は新谷かおるである。
神田二尉と栗原二尉のくりかんコンビが主人公だ。
最終回でもうファントムはF-15戦闘機に変わると1984年に言っていたのに2020年まで使われていた。
日本の空を長く守った戦闘機である。