ランチ「カンパチのカマ定食」
いつも行くランチの店。
焼き魚定食はお気に入りの定食だ。
焼き魚は何種類かあるが毎日同じでは無く、いろんな魚があって食べたい魚があるとは限らない。
今日は「ランチネタもそろそろ尽きそうだし・・・食べたこと無い魚があればそれにするか・・・」と「カンパチのカマ定食」を注文した。
カンパチのカマはよく聞くが注文したことが無かった。
理由は・・・知らないだけ・・・カマは頭なので多くの魚は身が少なかったりするし、食べにくかったりするからね。
切り身なら注文していたろうけれど・・・。
でもnoteで書くようになってこんなチャレンジもするようになって正直良かったと思っている。
正月の「銀ムツ」もそうだったけれど知らない魚でも超美味しい出会いがあるからね。
カンパチのカマ、とっても美味しかった。
カマなので食べずらいのは当然としても、猫になった気分で骨の隙間の身をほじほじして食べた。
とっても柔らかく美味しかった。
また食べよう。
そして今回の三品の小鉢が絶品だった。
カボチャの天ぷら、ちくわに胡瓜の天ぷら。
カボチャの天ぷらはスーパーの天ぷらと違い超美味しかった。
同じカボチャの天ぷらなのか?と思ったほどだ。
刺身は肉厚なタコの刺身だ。
美味しい・・・・幸せだなって気分になる。
そして思わず「わーー、塩辛だ!!」と言ってしまった一品が「塩辛」だ。
この店で手作りしている塩辛は焼き魚を注文した時にしか食べられない。
塩辛だけで御飯が食べられる。
でも・・・きいたら本当に久し振りに作ったのだと言う。
理由は「イカが高くなって仕入れできないんですよ」と言う。
実は「塩辛」は店のメニューにあるのだそうだ。
夜営業でお酒のアテに塩辛が人気なんだそうで、でも昨今の物価の高騰でイカが高騰して塩辛にするのは難しくなったのだそう。
物価の高騰はささやかな楽しみも奪うんだよね。
自衛隊に居る時、冬は毎日スキーで走る、滑るのでは無い「走る」のだ。
そうすると夜にスタミナを付けようと瓶の塩辛を買って来て、おろしにんにくと一味を塩辛の瓶に入れ混ぜ、窓の所に入れて置き(今は営内に冷蔵庫もあるらしいが昭和の頃は冬季は二重窓の間に入れて冷やしていた)食べていた。
今じゃスーパーの塩辛が値上げして高くなっているし、米も高くて塩辛を御飯にかけて食べるのも、なかなか出来なくなっている。
日本が高学歴で教育を受けた者も多く技術もある国なのに、所得が先進国でも極端に低く貧乏になったのは政治が不味いからだと外国の経済学者が言っていたのは間違っていないのだろう。
食い物の恨みは恐ろしく、食の問題で革命や戦争だって起きるのだから、政治家は国民に美味しい物を安価に食べられるようにしないと・・・ね。