戦車豆知識「戦車の警笛」
戦車には警笛が付いている。
画像では戦車の車体の操縦手席の逆側、牽引ワイヤーのフックの前にある管制灯の後ろにあるのが警笛である。
判るかな?
この警笛を使う時は当然危ないと警報する時なのだが、これしょっちゅう使うのだ。
まずエンジン始動をする前に必ず「う~」と警笛を鳴らす。
戦車の周りに居る者に警告するためだ、突然戦車が動き出したら危険だからね。
それと戦車がバックする時も必ず警告のため警笛を鳴らす「う~~」とエンジン始動の時より気持ちちょっと長く鳴らす。
戦車の場合、操縦手は後退(バック)する時は後ろは全く見えないので、車長が砲塔から誘導したり、誘導員が戦車の前へ立って誘導して後退するのが基本だ。
それでも真後ろは見えないので、戦車後方にいる者に対してバックするよと警告するために鳴らすのだ。
ちなみに戦闘中は鳴らしません。
警笛を鳴らすのは戦車乗員、戦車乗りが厳しく躾けされた安全管理なのである。
戦車豆知識でした。
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チップありがとうございます!!無理なさらず御覧頂けたら幸いです。