メカニクスの科学 論評
冷戦下の科学とは核開発や宇宙開発が輝いて見えた時代であり、冷戦崩壊後とはバイオや情報の現在に連なる時代である。
それは第二次世界大戦後に米国が国際政治でスーパーパワーとなり、世界の科学技術を主導した時代である。
その特徴は科学技術が、民主技術の産業としてでなく、軍備や核技術や宇宙開発といった国家主導の巨大システム技術が主導した時代である。
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力学はメカニクス mechanics の和訳である。
理工系玄人への途は力学を入門として電磁気学、熱力学、量子力学、統計力学へと進む。
電磁気学は電気力学と呼ばれることもあり、ともかく、皆、「力学」がついている。
トナカイの力学がサンタクロースの乗っているソリを思わせる。