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宇佐美の森を守る会、今季5回目の活動日。
27日、宇佐美の森を守る会の大丸山整備に13人が参加。先週の予定を雨で流したためか、選挙サンデーにも重なったことも参加者がちょっと減った原因かな。
きのうの肌寒い陽気が一転、けさの大丸山は少し汗もかくようないい天気に恵まれて、モミジの丘全部と道上の斜面も刈り上がり。順調な作業だったと思います。
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話は変わって、謎のセンダンの木を探る
2009年11月22日、大丸山の森づくり活動一大植栽イベントでは静岡県から提供された253本の苗木を植えましたが、このときの3本のセンダンの内2本が現存、一本は土壌環境もよく大木化の気配も感じられます。もう一本は対照的に周囲が岩だらけの厳しい条件で早くから岩石を嫌って根の張りが暴れていました。
下の写真のマーカーで示した木がセンダンです。よく見ると母樹のすぐ右横の細い木も元は芽が伸びて生長したものです。
ところが、母樹からおよそ10mも離れた場所にセンダンの幼木が出現したことをSさん見つけて、『苗木になるならば、試し掘りして来年5月頃に移植してみようか…』ということで草刈りの活動が終わった後にセンダン幼木の周りを掘ってみました。
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驚き。センダンの幼木は母樹の根からそのまま生えていた??
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センダンは長い年月を掛けて離れた場所に根を伸ばして、言ってみればしっかり子孫を残そうとしていました。
アレこそ、幼木の根です。
大事に育てて根がもっと増えれば母樹の根を切り離しすることも出来るのではないでしょうか。へその緒を切るようなものかな。
実は、昼休みに3人での会話の中で私から『来年にでも「小さな親切」運動の時に展望広場で久しぶりに植樹をしたいんです』『海側のテーブルベンチ付近に植えてやがて日除けが出来ると良いんだけれど…』
その流れで、センダンの謎解きを始めたわけです。