天より〜天へ 番外編 「 天のクリスマス会 2024」
24/12/18
14:38 “さあ、行くよ。 レッツゴー!”
テレビ「世界〜グルメ」編
天も連れていってもらいたい
佳代子さんと『二人旅 in パリ』
“お母さん、クリスマスのご馳走の参考に…”
「いや、絶対無理!」 (笑)
24/12/21
プリンセスからマミーへ伝言。
『クリスマスケーキは
タルトタタンにしてね』
旧ツイッターで伝えたけれど……
いつか口伝えに、と祈ります。
24/12/24
“クリスマス会招待状はもう届いたかな?”
25日、僕の家のサンルームでクリスマス会が開かれる。「行きたいな〜」と誰かの声が聞こえたけれど、このこと?
残念ながら霊だけの集まりだから人間は参加できない。
お母さんは今夜から軽い夕食を用意しようとしている。気の早い霊はいつもいるからね。我が家のイベントに初めて参加する霊もいるかもしれない。会えるのが楽しみだ。
24/12/23
0:35 「あっ、なんかさ、こんな…」
私はそう言って横分けの前髪を描こう
とサッとペンを走らせた。
0:38 「人格を無視して描けないから」
クリスマス会の集合写真の『絵』のことだった。“綺麗に描いてよ” と皆の期待をヒシヒシと感じる。
24/12/24
4:30 “父と母です”
元夫婦の一人息子の声だった。
13:07 “りんご、したから
りんご、したから…(離婚したから)”
「大丈夫。いつかわかってくれるし、また逢えるからね。いつもそばで見守ってあげたらいいよ」
フワフワと飛んできた招待状を手に取ったのは…?
24/12/24
遅くなった昼休み、椅子の背もたれに寄り掛かり伸びをした。
13:12 “素晴らしいYM……”
なんでもで〜きるもんさ〜♪
22:10
映像は、白いバサバサ派手な衣装で太鼓?
ドラム? 賑やかな音楽に乗って踊っている若かりし頃の彼がいた。我が家の初めてのクリスマス会のサプライズゲストだった。
22:17 “……城さん?
野菜に出てくる名前?”
天も観ていたのだ。野菜の栽培番組。
「一緒にきたの?」
彼は一人ではなかった。彼は後ろに男性を従えていた。付き添いだろうか?
驚いた。だってこの人は……!
23:43 “ザザザーッ! どっち?”
(どっちがサプライズゲストなの?)
「ここはあなたの来る場所ではないよ。
早く帰って家族とのクリスマスパーティーを楽しんで」
24/12/25
19:25
映像は、白いフワフワの布団? クッションを持ち込んだ。
23:10 「時間じゃなくてお金が無かった
んです」
これは私の言い訳だった。
「こんな雨漏りのするサンルームで恥ずかしいよ」と同僚タニ(のりちゃん)にボヤいた。彼女は言った。
「大丈夫、きっと素敵なテラスって思ってるよ」
そうか『見えない世界』の住人の目には、それなりに映っているのかもしれない。
「あたしはそう思うよ」とタニの言葉だった。
寒々したサンルームは樫の木の床に長い毛足の絨毯。暖炉の上にはシチューの鍋。瓶に挿した南天の枝と赤い実は大きなクリスマスツリー、タルトタタン風ケーキは苺がいっぱいのデコレーションケーキ。
手羽先焼きはローストチキンか。
23:14 “汝等智あらん者、此に於いて疑を
生ずることなかれ”
(なんだち ちあらん者、ここにおいて
疑いを生ずることなかれ)
23:18 “味美きを知って、即ち取ってこれ
を服するに毒の病皆癒
(味わいよきを知って、すなわち取って
これを服するに毒の病 皆 いゆ)
いずれもお経の中の一節。当てはめることはおこがましい。でも、皆で囲むテーブルは憂鬱な気分もきっと吹き飛ぶよ!
霊にもそんな時がある。
24/12/25
23:22 “お疲れ〜♪”
上機嫌で遅れて部屋に入ってきたのは
プリンセスだった。
23:25 “よきにやって(楽しくやって)”
23:31 “じゃあ、今から確認(参加確認)
取りにいきますね〜”
「えっ、参加確認は石ころじゃなかったの?」私は十五夜前夜祭の時を思い出しプリンセスの揚げ足を取った。 (笑)
あなたが明るくなってくれて私たちは嬉しい。今度はあなたが皆の支えになるんだよ。
23:33 “ですねー、テーブルにしてぇ”
(そうだね、テーブルを囲んでね)
「飲み物はジュースだよ、アルコールは絶対ダメだよ。こっちの世界に戻って来たら大変」
23:37 “アピール(ビール)買う人も悪い”
23:43 “…め降り出した(降り出す)らしいよ”
23:45 “………の空は…”
23:49 “採用した。団体のうえで採用する
ことに決めた!”
私の知らないところで霊たちが『年越し会』開催を決めていた。
翌朝は雨が降っていた。
24/12/26
7:52 「今年は……やります」
“わー!” 歓声が挙がった。
7:53 “あなたは優しい” (容易い?)
もし、「容易い」ならショック。イベント好きな霊たちに上手く言いくるめられたことになる。
24/12/27
2:24 “中にはシッカリしている人もいる”
(チャッカリ? プリンセスのこと?)
2:29 “……さん、……してくれてありがとう
ございます”
「どういたしまして。また数日後の
年越し会に会いましょう」
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24/12/27
15:15 “イルコビッチのお母さんも
招待しよう”
天、イルコビッチって誰?
24/12/27
友人たちにスマホで写真を送っていた。
何回も続けたせいか、順調に送信できず少し滞った。
22:09 “システムやってくんないと
困るな〜”
23:14
映像は、「番外編クリスマス会」集合写真と話を読んでいる。
23:15 “ベスト8! あれ?”
(出席者が足りない。8人いるはず)
23:16 “376円” (クリスマス会場所代)
23:19 “僕は「けんえん」してるんですよ。
上乗せしてない”
23:21 “お世話になったね〜
お世話になったね〜”
プリンセスは律儀だ。
23:23 “……してもいいよ”
“やだ! あんた本気?”
23:26 “何たらかんたら、隣何しに来た”
23:27 “だからそれはあなただからでしょ”
23:28 “休むからだね”
いつものメンバー(?)で、今回欠席した者たちがいた。人間と同じように霊たちの言い合いは面白い。
“皆、都合があるからね。
また集まろうね”