天より〜天へ ㉒
㉑の投稿後の夜のこと
(24/6/28)
22:28
“今ね、スマホで『ガーディアンズ』観てた”
22:33 “逮捕ないと抜け殻のように…”
22:36 “夕飯は作らないでおいて”
22:40
“人の生死に関わる大事なことだから”
22:43 “隠すつもりはないけれど…”
映像は、氏名を書いている名簿のようなもの? それを見えないように隠している。
22:47
“美味しかったー。……だけでも新しいメニューを”
22:50 “わかっている”
22:01 “罰則はしますけど”
23:04 “いや、あんたが悪い”
23:09
映像は、スマホのLINEで白いフキダシの中の文字が所々消えている。「ピシッ!」
23:15 “アンチョビ確認!”
23:18 “広がったはずです”「ピシッ!」
23:28 “ハクシュン ハクシュン”
23:32 “有名とか、よくわかんない”
23:39 “花粉症? 花粉症? これか”
23:42 “実際、革命して…”
罰則規定があるから……ダメだよ、お母さん。新しいやり方も試してみたら?
二回のクシャミは誰か噂しているんだよ。花粉症ではないから。
皆が僕のことを知ってくれたら嬉しい。
天の言いたいことを要約するとこんな感じだろうか。
長時間使用でパソコン画面が真っ黒になった。熱い…。 ケーブルを抜いてしばらくおいた。これが天の言う罰則か? パソコン初心者はこれだから困る。息子に訊いてみた。
(24/6/30)
0:16 「しらん」息子の返信は素っ気ない。
0:30 “気をつけて”
0:33 “無視”
0:34 “……点けなかった” 「ピシッ!」
0:42 “売ったのか? 売ったんですよ”
0:54 “家にいたよね? 何が原因かわから
ないんだもん”
0:58 “(パソコンを)救って…良かったねぇ〜”
1:00 “がんばれ、(パソコンの)勉強!”
「天も一緒に頑張るんだよ」
1:05
視界に映像
“はい、この中に入れて”と袋の口を広げている。“墓石”と言いながら石の欠片をポイポイと袋に投げ入れていた。
石の欠片はパソコンを意味している。
11:30 パソコン正常起動
20:10 “幸せを抱く”
22:40 “どうぞお待ちしております”
パソコンショップの店員さんが言った。
「壊れてないよ」
(24/7/1)
寝る前にブツブツ言った。
「お金ないから買えない」
4:25 “その通り!”
22:14 “貧乏 俺が金作ってやるよ”
貧乏だから新しいパソコン買えないだろ?
俺が何とかしてやるよ、とお使いさんが言った。「ホントに出来るのかあ?」
22:35
“大好き、ジャパニーズブランド” (NEC)
(24/7/2)
4:31
“いただきまーす”
『見えない世界』に新しいパソコンが届いたようだ。
21:20
揺れてるカーテン前に背の低い白い人。
お使いさんは一瞬で消えた。
「こっちの世界のパソコンは?」
22:02 “切り替えて”
22:10
“こちらで(新しいパソコンで)出直し軍決定”
22:14
“料理(note投稿)ってうちらの自己満足だけど”
22:17 “ホント、いつまでも大変♪”
22:22
“(noteの皆と)と〜もだちでいよ〜う♪”
22:26
映像は、カウンター下の引戸がガシャガシャと開いた。「ピシッ!」
22:28
“俺個人の、そのまま書いていいのか?”
お使いさんが言ったから鬼との話を聴かせてくれるように頼んだ。
(24/7/3)
4:30
“これ、本物だったら聞いてみたい。あたしも、あたしも!”
「待ってる人がいるみたいだよ」
(24/7/5)
22:18
映像は、私の背中を“ドーン”と押した黒Tシャツの男が言った。
“噂聞いてるぜ。カンカンカンカンカン”
23:15
“トントントントントン”
ドアを叩いているのは黒Tシャツの男か?
23/5/20
22:39
“赤ちゃんいる? いないか”
おじちゃん夫婦に孫ができるんだよ、と天が言った。楽しみだね。
23/5/23
仕事中だった。突然言葉が浮かんだ。
10:00
“お前らにネタは提供しねえ”
お前らとは天と、私と同僚の『スガ』のことだ。彼女とは第六感系の話をよくしている。彼女はこれまでの経緯も知っている。ここまでの話は旧ツイッターに投稿していて天は“ドンドン書け”と言っているが、お使いさんは日頃からあまり良くは思っていなかったようだ。かりにも『神様の守り札』の方を無視して進めるのは気が重い。
「怒っているみたいだね。天、どうしたらいいかな?」
(映画誘って持ち上げようか?)
そんなことを目を閉じて言葉に出した。
22:53
“にゃおう” 天が鳴いた。
23:03
閉じた瞼の白い視界いっぱい黒字で書かれた一文字。
“進”
天は『このまま突き進め!』と言った。
でもお使いさんは?
「ピシッバシッ!」部屋の中に様々な音がする。
23/5/25
4:41
“ほとんど始まっている以上、今更……”
天はお使いさんを説得してくれた。
『天ちゃん』には甘いということがわかった。面倒かけるね、天。
“続けてみてまたお使いさんに言われたら止めればいい、とお兄ちゃんが言ってたよ”
23/5/24
22:27
“……ごはんつぶ”
友人と農家レストランでランチの約束をしていた。お互いの都合が悪くなってしまった。天は楽しみにしていたようだ。
「天、そのうち美味しいの食べに行こう」
23/5/26
22:59
“どこが悪いんです?”
暑くなると体調が悪くなるおばちゃんを天が心配している。
23/5/28
18:36
“……して欲しいそうです”
19:02
映像は、男性が机に置いてある紙を屈んでずっと見ている。何か言っているが…。
19:43
何か? ぶつかって机の上の天の写真が倒れた。
20:48
“お母さん、あの男の人ね『あいつをぶっ壊す』ってずっと言ってた”
天の予告『…ストマン』編
天は刑事ものに夢中だ。
23/5/31
21:21
映像は、近所の九十歳のおばあちゃんが玄関に何かを置いていった。
“じゃあ、申し訳ながんす” と言って。
23/6/1
夜中 “ダメ 切らないで!”
叫ぶ声が聴こえた。
23/6/4
夕方、おばあちゃんにふき、三つ葉を頂いた。山から採ってきた、と言っていた。
“申し訳ながんす”と置いたのは山菜。
“切らないで”と言ったのはふき、三つ葉?
(私を切らないで?) それとも天?
そういう時は『ありがとう、美味しく食べるよ』と言うんだよ。
ふきは炒め煮、三つ葉は卵とじにした。
23/6/2
20:29
ネットニュースでサッカー記事を読んでいた。
“サッカー日本代表の10番は誰?”
“あっ、そっか。10番は……”
私は知らなかったけれど、今天に教えてもらった。10番は『……律』
発表は13日だった。
23/6/4
2:14
“ドイツの特徴。これは全ての特徴”
10番はドイツチームに所属している。
2:31
“ネットに出せるってこと忘れないでくださいね”
ひっきりなしに天のおしゃべりが続いた。
“もう寝る。おやすみなさい”
「いやいや天、それ私のセリフだから」
おやすみ、天。また明日ね。
23/6/5
2:21
“………” 姉が私を呼んだ。
2:32
「キャベツがどうかした?」
部屋にいない姉に言った。
23/6/7
22:20
“畑にキャベツの苗を植えたんだって”