エンヴィー
嫉妬深くはなりたくないと思う
周りがどうあれ自分は自分だと
惑わされずに日々を過ごせたら
日々の揺らぎはマシになるかも
それでもときには周りのあれこれを
羨ましく思うことが原動力になって
立ち止まって動けないでいる自分を
衝き動かしたり前向きにしたりして
そう悪くはない方に進むこともある
だからときどき呪文のように
ひとり呟いてみたくなるのだ
I envy you.
I really, really envy you.
安全な居場所を持っていることも
いきいきと社会で働いている姿も
当たり前にある平凡な日常だよと
人は言うかもしれないけど本当は
とてつもなくすごいことなんだと
私もずっと知らなかった
だけどそれを身をもって
知ることになってしまい
だからこそ言えることも
それはとてつもなくすごいこと
だからときどき呟いてしまうの
I envy you.
あなたのことがほんとうに
うらやましくてたまらない
あなたと同じでなくたって
私はいつも欲しているのだ
当たり前のようにあるけど
実は当たり前じゃない日常
I envy you.
I really, really envy you.
だけどまだ諦めてはないわ
だからまだ生きてみせるわ