ピンク
似合う似合わないも含めて
次第に身のまわりに置く色
大方定まってきたというか
偏りができたともいえるか
なぜか年齢にかかわりなく
ピンク系統を選んでしまう
微妙な違いはあるらしく
青みがかったピンクとか
ほのかくすみピンクとか
紫みを帯びたピンクとか
もう赤に近いピンクとか
苦手な色もだいたい分かってきて
余計に偏食ならぬ偏色をしている
また新しいピンクを手に入れようとしている
似合うかは試してみないと分からないけれど
シルキーであたたかみのあるうすいピンクと
きらめく紫と青のパールが混じったピンクと
それを見て触れて実際に自分に合わせてみると
気が変わって別のものにするかもしれないけど
暮らしを複雑でなく心地よいものに整えようと
これ以上ものは増やさないようにしているけど
それでもときどきは負けてしまう
なぜか気持ちが落ち着くピンクに
なぜか気持ちが浮き立つピンクに