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青空にむかって

本を
たくさん
頭の中に

あるばむを
一冊
胸の中に

そして
出来るなら
天国を
心に深く

わたしはもちたい

くるかもしれぬ
独りの時のために

谷川俊太郎/まなび

私が大切にしている詩のひとつに、
谷川俊太郎さんの「まなび」がある。

旅立たれた谷川俊太郎さん。
笑顔で「ありがとう、いってらっしゃい」と声をかけたい。
青空にむかってまっすぐにたてられた竹竿のレールの上を走る列車に乗り、天国に向かう旅路をたのしまれていたらと想像する。

そして、時々は芝生の詩のように、人間の形をして、地上に遊びに来て幸せについて語ってほしいなとか思ったりする。

私は誰かの旅立ちに立ち合う機会が多くある。
慣れているようで、そうではなく、毎回泣かないように堪えながら対応することには必死となる。
旅立ちの背景も様々ではあるが、
まなびの詩を知り、
私はこの詩をもちながら、その時を迎えたいと思っている。

谷川俊太郎さんは天国でも忙しくされていそうだな。

私も今!を励んでいこう。

                       HALCALI/芝生feat.谷川俊太郎


2024/11/21

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