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製造機改造(改良)

みなさまこんにちは、製造設備の改造(改良)の取組の記事を書いてみたいと思います。


参考動画

まずは、動画をご覧下さい。

改造(改良)前

この機器は中古で購入したもので、作業者が1枚1枚手差しで投入して加工する仕様でした。
手差し加工になると作業者による個数の差が出やすいのと、早く作業をしようとするとミスが増える可能性が有る(斜めに投入など)また数量が多いと疲れるので負担軽減のため自動化できないかな?と言うところからスタートしました。

改造(改良)スタート

現在は上記の動画よりもう少し進化しておりますが、アルミフレームを使ってベースをつくっていきました。
シーケンサーは外注で対応、センサーの選定も苦労しました。
決まったサイズの製品しか作らないのであれば、そこまで困らないと思いますが、大きいもの、小さいもの、細いもの、短いものなどなど色々なサイズのものを製造します。
できる限りセッティングが少なく簡単にがテーマです。
自社で改造(改良)をするので改善のスピード感は抜群です!!
(対処法が必ずしもいい結果にはなりませんが…)
1年以上改善を繰り返し現在の仕様に落ち着いた感じです。

改良後成果報告

改良後は作業者の負担軽減、効率アッブ、ロスが少なくなった
・負担軽減 疲れない以前はずっと利き手を動かしていました。
・効率アップ  1.3倍にUP
・ロス率 投入のミスが無くなったのでロス率の改善
※自動化によりセッティング箇所が増えた、大ロットの場合は良いが
小ロットの場合はデメリットとなった。

そして改良を重ねることで、機器の改造もやればなんとかなるなと自信も付きました!

製造機改造(改良)まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

製造機や製造環境を改善する時に気を付けていることは、作業のトータル時間で短縮できるかどうかを考えるようにしています。
例えば
《現行》加工100枚/1分+(片付け・セッティング) 5分 
《改造》加工120枚/1分+(片付け・セッティング) 10分 
改造する事で加工枚数はUPしたけど、片付け・セッティングに時間を要するようになり現行の方が良かったなど・・・
逆に、加工後の整列・搬送・片付けを工夫して早く作業が終わらないかなども考えるようにしています、こちらは機械の改造より簡単なので。
コンベアを設置したり、枚数カウンターを付けたりなど色々な工夫が出来ると思います。

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㈱日野折箱店 日野貴文
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