ボランティアの有給休暇?

協力隊には年間20日間の私事目的任国外旅行が認められている。

そして配属先ごとに決められた有休日数があり、その範囲内で旅行もどうぞという制度。
ザンビアの公務員は30日間の有休が認められているから、学校隊員はそれに倣って30日間らしい。

ザンビアの学校隊員は、年に3か月ターム休みがある。
が、事務所的に言えば、ターム休みは休みでない。
任地に残って何かしら活動をしなければならない。

私の配属先はボーディングスクール。
寮制の学校だ。全国から生徒が集まっている。
先生も全国各地から集まっている。
生徒は補講期間を過ぎるとだれもいなくなるし、なんなら先生も故郷に帰り、学校はクローズされる。
年度が終わるターム3のターム休みは補講もない。

こんな状況でもターム休みに任地を離れるときには、有休扱いになるようだ。

年間90日間あるターム休みの中で、年間30日間の有休をどこで使うか考えなければならない。ターム休みは同期保健隊員の活動見学に行こうと思っていたが、有休を使わなければそれは叶わないようだ。

率直に言えばこのターム休み中も有休を使わないと国内移動ができないという制度は....みなまで言うのはやめておこう。

前職では、はたらき方改革、業務改善、テレワークという単語が飛び交うような職場だった。そういったツールのメーカーで営業をしていた。
これらの単語が日本で大流行の今、何もない、生徒もいない、何なら先生もいない任地に残って、何が楽しくて薄暗い部屋の中で一人でレッスンプランを書かなければいけないのだろう。

ターム休みって、普段会えない隊員と会って、活動見学をさせてもらいながら刺激をもらったり、他任地同職種の人とアドバイスをしあいながら一緒にレッスンプランを作る。そういったこともできるのではないのか、、、と思ってしまう。

そもそも有給休暇ってなんだ?

体調不良で休んだ時は、任地にいたから有給休暇の届を提出しなくてよかった。
任地から移動するときだけ日数のカウントがあった。
これってちょっと疑問を感じるところがある。

それでも税金を使ってここにきているのだから、疑問に思うことがあっても制度に従うしかないのだろう。
改善する余地はたくさんあるはずだ。

...ちなみに同国他地域他職種の隊員は有休が90日間あるらしい。




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