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あと3日でデザフェスだけど、うちら何やるの?

デザフェスが終わりました。
4月23日から毎週イベント参加していて、途中自分主催のイベントもあって、ちょいちょい記憶がないです( ゚◡ ゚ )

ひとまず、デザフェス、終わりました。今日はそのことを書きます。

毎年5月だけでているデザフェス(あと8・11月ごろにあり、年3回開催)。今年もハンコヤとコラボ…と思っていたところ、まさかの大落選!!!!!!!
…というところで参加なしかぁ、とおもっていたら、今年は自分も申込んでました。ハンコヤコラボブースがいろいろ編成があり、冗談半分で1ブースだけ申し込んでいた分があったのですが、大落選した本家をよそにシレーっと当選(笑)。まさかの5年目の出展となりました。

3月・4月とメンバーも集まって話し合い。今回はハンコヤに呼びかけず「有志」で進行ということで、全然関係のない業界からも人を呼びあれやこれや話し合い、最終的にはハンコは関係なく、個々が楽しめるものを…話し合って決めて準備しようね!というところで、

3日前に。


えっ、まって、今24日なんだけど。


あと3日でデザフェスだけど、うちら何やるの?


はい、ここでタイトルです。
いやまじで3日前まで何も決まってなかったんです。

使おうと思っていた機械が全然使えなくて商品にならなかったり、メンバーが集まってなかったり、あれやらこれやら打ち合わせの日程忘れられていたり(笑)。

そもそも全員多忙。私は今年主催イベントがある上に、デザフェスの前の週も自分のところのミニイベント2発だから、絶対に4月中に進めようね。みたいな話してたんだけど、全然決まってなくて。

そもそも3日前の5月24日の時点で、私福岡にいたんですよ。PC壊れてきててもうどうしようもなくなってて、家に戻ったら平日はPC買って即アレコレインストール、話し合いの暇なんてないから…。今日水曜で、木・金で仕事をやらないといけないから、

「だから今日(水曜)決めよう」って。

全員の連絡用のメッセンジャーに投げかけたんです。

実は4月の頭くらいにすでにグループの告知用FBとかあったんです、非公開で。それも一切稼働してないの(笑)。メンバーにライターさんもいて、描ける人いるのに、内容決まってなくて、誰も存在知らないから、いいねゼロ(笑)。
がががっとぐーぐるのスプレッドシート(九州コミティアで覚えた!)にアレコレ書き込んで、値段表みたいなの仮で作って…。
でも、飛行機の時間とか差し迫ってきて…。

帰宅。

あるものが出そろった、前に出すもの出さない物の調整が結構難しかったし、終わってああしなきゃいけなかった(すればよかった、ではなく)というのがいっぱいあるんだけど、まず戦うことにした。

というのも、書家と似顔絵師の二人がメインというのは早々に決まっていた。

商品をメインにするか、作家をメインにするかというところで、商品は決まらない。なんだか商品が弱かったんですよね、今回。なんで、作家をメインにして二人並んだら、対決するしかないだろう!と思って提案。

んで、明らかに似顔絵の私のほうが書くの早いんですね(笑)。これはもう特性なので仕方ないんですが。なんで枚数で不利になりすぎないように…と思って、商品それぞれに点数配分したりしたらよかったんですけど、そこを吟味する暇なし。

更にここはワークショップブースなので「体験」を持ち帰ってもらう必要があるんですね。なんで、もうムリくりだけど「戦いに参加」と「描いてもらう」という「体験」ということで…(と思ったら同じワークショップに似顔絵いたのでよかった笑)

勝手に決めつつ、ブースのディスプレイを決めていく。いろいろ要素を盛り込まれて戻ってきたデザインに

当日何が起きるかわからないから最小限の情報のみにして。

と、戻す(笑)だってほんとだもん(笑)

結局なんか、シンプルさを説明した時に出した画像・祭りの露店風に。下のひらひら波線は貼ってから切りました。野外テントの骨組みのみを置いてディスプレイしたんですけど、このテントの骨前日に買ってるんですよ(笑)

すげーよ(笑)

そもそも3日前まで備品も申込んでなければ、電源の申込もしてなかったんだぜ…。やる気なさすぎでしょ!

チラシも大変突貫で完成。

これがちょっとだけ時間かかったかな。文字部分をかなりギリギリまでいじってた。当日様子を見に来るハンコヤがいるかもしれないので来たら手伝わせようと思って、チラシを読んだら概要はわかるだろうというようにしておいた!(笑)

というわけで、水曜日中には決まらず、木金もずっと何かしらやりとりしてた。最後の方は「もっとびしっと決めてこいよ」とかイライラしてた。たぶん水曜に私が決めようって言わなかったらどうなってたんだと思うと、胃が痛いってのが強かった。ただ、こいつらとは二度とやんねー!と思うことはなかった。甘いような…なんかよくわかんない気持ちだった。

デザフェスは年々人気イベントになっていて、落選も多いイベント。たくさん準備をしていて機会を待っても、叶わない人もたくさんいる。正直こんな突貫で失礼だとは思う。めっちゃ思う。毎回コミケの新刊おとしてたらサークルが落ちろよ!って思うもんな!な!
だから、腕のない人とやりたくない!っていうのがあって、自分が腕があるかはさておき、一緒にやってる人は腕があると信頼してるからやってるわけで…。それが3日前になるまで何もしてないのに幻滅してたとも思う。

当日挽回しなかったらどうしてくれよう。

そういう気持ちがどんどんわいてった。

多分挽回してくれる、とも思ってた。

そして、「当日来れない」というメンバーが2人も出てしまった。土曜のみ5人、日曜は減って3人。ありえない。まぁでも机と紙とペンさえあれば私は似顔絵が描けるので、それに敵である書家・チラシ・最低限のディスプレイがあればええやな、とも思っていた。我ながら楽観的…。


当日。

なんとかなったよママン!!!!

そしてやりすぎて用意した「ポイントボード」が「ポイント」ではなく単純に「個数」のみの記録ボードになっている。本当は赤は3ポイントなのでこの3倍貼らなきゃいけないんだけど、貼れるわけがないくらいの似顔絵を書いた。つーかこの感じで行くと下の方は「10ポイント」とかあるので書家のほうも2日目まで持たない(笑)

「早い!上手い!安っぽい!」である。

こんなショボめのブースだが、我らは一流職人なのだ。

ここで書家の紹介。

渡辺桃千 氏

山梨からわざわざ来てくれた渡辺さんは「書道師範」書家ということで紹介していたが、実は「伝統工芸士」であり、「一級印章彫刻士」である。伝統工芸士って「伝統工芸」じゃないといけないんですけど、印鑑の伝統工芸って山梨の「甲州手彫印章」しかないらしいんですね。その職人として認定されるのもすごいんですが、そもそもレアすぎる職人さんです。そして、「一級印章彫刻士」は技能検定ではあるんですけど、かなりの技術がないととれないです。さらに「書道師範」。
しかも、元サラリーマンという異色の経歴の職人さんです。

すごいでしょ。

東京・青山にある伝統工芸ビルのイベントで実演とかやってるんですけど

「デザフェス…緊張して震えてる…」

とか言ってて、めっちゃ面白かったんですが。実際に文字を一つ一つ丁寧に持参した書体集を調べ(これだいじ!)、文字だけでなく1画1画の意味を考えて、説明しながら書く姿はまさに職人でした。こういった細部まで宿る魂ね。やっぱ伝統ってこれだと思うわ。
2日間のうちに「え?書家なのに、字を調べるの?」って思った人もいたみたいですが、今まで書かれた有名な文字や、伝統の書体など、いろんなものを組み合わせて書いているんですよ。そういうのも目の前で体験できるブースでした。

対するワタクシハ…

一心不乱に2日間で90人ほど描いたぞ。

1日目はいつものメンバーのおにーさまが、どこかで弾けたのか、ナンパでもしているかのように老若男女に声をかけ、2日目は、3人になってしまうところに来てくれた2人の助っ人。こちらは加工商品をガンガン説明して言ってくれて…

まさかの完売。

まぁ、3日前なのでそこまで多い数ではなかったんですが、正直2日間にはそこそこ充分だろうという数は準備していたので、おどろきました。

日曜は余裕かまして1時間半ほど早めに店じまいしましたとさ。



しかし、店じまいせずに描けば100人行けたのかな、と思うと悔しい。初日も50人書くぞ!って始めたのに49人で終わったし…。

あとポイントね。明らかにこなす枚数が違うのはわかったてたので、書家の人向きのアイテムを高得点にして接戦っぽくしても面白かったのかな、と。
結論から言うと「当日ポイントなんて計算する暇がなかった」んで、どっちにしろ反省点として微妙。

しかしながらこんな感じだけど、ハンコヤコラボも(ハンコヤおじさんいわく)今年で終わりらしい。個人的には大変好評だったので、このようにドタバタせずに、いやむしろ今年のスタイルを継続してやっていっても面白いのではないかと思っております。

でも、3日の突貫工事するくらいなら、何も準備しないでやってもいいんじゃないかと思ってきたので、多分病気。

他にもいろいろあったんですけど、まあいいや。たのしかった!

きてくれたひとありがとうございました!

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