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都立入試の倍率今年はどうなる?(2021年度)

大山です。

都立推薦入試が終わり、いよいよ一般入試に向けてラストスパートですね。

 先日、動画にて解説を差し上げた「志望校予定調査」から見る、今年の都立の状況について、文章にて改めて解説差し上げようと思います。

動画で見る場合はこちら↓


まず、結論から先に言うと
①都立の倍率の下降傾向は止まっていない。
②コロナの影響は今のところ目立って出ていない。

 というところでしょうか。27年度以降都立の倍率というのは下降を続け、今年に関してもその流れ自体は変わっていない。というのが、「志望校予定調査」時点で言えることでした。

 対して推薦入試の倍率は全体として上昇、こちらに関しても動画にて解説しています。


 この上昇については、「コロナによる影響で集団討論がなくなり、個人面接に切り替わったことで、参加者が増えた。」と考えるのがいいかと思います。
 「集団討論」の方が心理的ハードルが高く、練習に関してもある程度、集団討論の枠に沿ったものをやり込む必要があるため、一般入試の勉強に支障をきたすと考えてあえて受けないという選択肢を取る人が、今回は「個人面接」に切り替わったことで受ける人が増えたということでしょう。

 だから、推薦入試の倍率が上がったからといって、一般入試も同じように上がるとは限らないだろうと思います。

 で、『都立高入試 東京都校長会「志望校予定調査」による最新合格基準』から「第2学区(+西高校)」だけを切り取って今年の状況を再確認しておこうと思います。

2021 志望校予定調査 倍率 第2学区

https://www.schoolguide.ne.jp/news/entry/entry000562.php(こちらの記事から引用)


 無論、こちらは志望校予定調査段階のものなので実際の倍率では変動します。
 全体的に見ると昨年と比べて大きな変化はほとんどないです。昨年比0.2ポイント前後は実際の募集時までの間でも変動するので、その程度の変化では誤差というべきでしょう。

 ある程度目に見えて上昇がありそうなのが、この学区内では都立駒場高校・都立青山高校の二つ、ここは推薦入試でも倍率上昇が大きかったので、一般入試でも昨年と比較すると上昇するのではないかと考えられます。

 あとはSSランクで見れば最下位の学校が大きく倍率を下げているのが、第2学区に限らずどの学区でも共通しています。通信制学校を希望する学生の増加による影響が最も大きいのではないかなと思います。

 さて、明日が都立の第1次募集の締め切り(2/4)なので、近日中に都立入試の倍率も出てくることになると思います。

 情報が出され次第追って動画や記事にしていく予定ですので、よろしくお願いします。

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