過去問(国語【読解問題】)の解説は見るな!
今日は過去問の取り組み方の復習について、主に「国語」の復習の際の注意してもらいたいポイントをお伝えしたいと思います。前回の内容と併せて参考にしてください。
前回の記事↓
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間違えた問題を見返すときに「解説を読んで満足」は絶対にしないでください。正直にいうと国語の読解問題に関しては過去問集の解説はあまり参考になりません(作ってくださっている方には申し訳ないですが)。どうしても紙面のスペースの都合上ちゃんとした解説って載せられないんですよ。少なくとも国語の読解問題に関しては載っている内容は「解法(どうやったら正解に辿り着けるか)」ではありません。それでも解説を読むと「わかったつもり」になってしまってせっかくの力を上げるチャンスを棒に振ることになります。
※語句知識などの明らかな知識問題は例外です。ここは知らないなら考えてもしょうがないので、解説を見てしまった方がいいです。
国語に関して、ほとんどの間違いの原因は「読み間違い(解釈違いを含む)」か「読み飛ばし」です。違えた選択肢を選んだ場合は、必ずどこかに「読み間違い」「読み飛ばし」があるはずなので、どこにその読み間違いがあったのか、自分が選んだ選択肢はどこが間違っていたのかは本文・問題文・選択肢とにらめっこしながら自力で考えるようにしてください。そのなかで「いや、どうしても自分にはこれが正解に見える」というときはチェックして先生に持っていくようにしてください。
そして最後に、2回目以降、見直しなどのために間違えた問題にはチェックをつけておいてください。「読解問題、内容覚えていたらもう一度やる必要ある?」と思うかもしれないですが、ここは状況次第で変わる部分もあるので、また今度機会があればお話しします。一点ここで言えるとするならば、一度やって復習までやり終えた問題でも時間がたった後にやると自分でも驚くほど同じ問題を間違えたりするんですね。仮に1回目と同じ時間を使わなかったとしても、そういう見返しのタイミングを持つことで自分の間違い方のクセを見抜くことにつながり、その自覚が自分の力をあげるきっかけになるので、そのタイミングのために間違えた問題にはチェックをつけておいてください。そういう意味では、毎回過去問に取り組む際にはコピーをとって本文への書き込みなどは本には直接やらない方がいいです。もう一度やるかは置いておいて、「もう一度やれる状態」にしておくことは大切です。
では、これまでお伝えした勉強方法を参考にしながら、少しでも効率よく学習を進めてもらえたらと思います。
では、みなさん、また教室で。
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