百物語63話目「神社サークル」(実話怪談)
福岡では年末年始に美内すずえ先生の展示会があるらしく、地下鉄にはポスターがでかでかといくつも貼られています。
「ガラスの仮面」世代ですが、美内先生ががっつりスピリチュアルに転んだのを見て、「ああ、いってしまわれた」と思ったものです。
そして、一時期美内先生は、とある写真家と親しくしていたときがありました。後に亀裂が入り、もめるのですが。
その写真家は不思議な光が写り込む写真を撮ってたんですよ。デジタルに詳しい友達がその写真を見せてもらったけど、「細工はなかった」と言ってた。
そう、この光が写り込む写真って、とある神社でばかり撮られてるんだけど、それは福岡にあるんですよ。
で、その友達がその神社に私を連れていってくれた。
大きなご神木があって、確かに綺麗な(空気的に)ところ。
スピリチュアル界では有名で、ときどきぞろ引く衣装をきた人が、変な舞をしてるらしい。そう言えば、都府楼跡にもいたなあ。
で、その神社ですが、
「ここ、神社サークルあったんだよね」
と、友達が言うんです。
なんでも、神社から神社を渡っていって、石でサークルを作る儀式をする人たちがいて(そんな大きなものじゃないですよ)、それをそこでも発見したことがあるそうで。
その話を聞いて、あ!と思い出しました。
うちの近所の神社でも見たことある!!
強い神社として紹介したあそこ、ね。
本当にいるんだ。そういう人たち。
それがぞろ引く衣装を来て舞い踊る人たちと同じ種類なのか、それとももっと意味があって神社を渡っていく人たちなのかはわからないけど、結構昔からいるんだと思う。
だって、私が小さい頃に見たものだから。
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