百物語86話目「お菊姫の話・前編」(実話怪談)
今回、ようやく話してくれた人から許可もらって書きます。
むしろ、これを一番書きたかったくらいの話なんで、三部構成!!
元ネタはこの話に出てきた本に関わる。
この回で、私が「検証四谷怪談」を妊娠中に読みふけって、家族に嫌がられた話をしましたよね。
私が夢中になったのは、お岩さんの話ではなくて、お菊さんの話。日本全国にお菊という名前の女性が、難癖つけられて殺される話がいっぱいあるんですよ。
それを辿っていく話なんだけど、行きついた話が、日本最大の怨霊「山田の菊姫」なんです。60人以上を呪い殺したと言われる強力な怨念。
その霊を沈めるために建てられた山田地蔵尊。
地元では安産祈願で有名ですが、サイトにも書かれてあるように家督争いに巻き込まれて惨殺された菊姫と母親とその侍女のために建てられた地蔵尊なのです。
私は強くこの話に惹かれてまして、永久保先生の「もしかして、田舎って思った以上に人を殺してきたのかも」って感想にも大いに頷いていました。
私の友達にこの菊姫の話を調べている人がいます。
そして、彼は山田地蔵尊だけではなくて、宗像大社にも菊姫を祀る儀式があることを知りました。
けれど、そのご神体は神職の人でも、決して見てはいけないと言われるいわくつきのもの。
けれど、ご神体を移動させる儀式があり、そのときに、ご神体を隠していた御簾がふわりと揺れ開きます。
そこから見えたのは、真っ白な女性の人形の足だったそうです。
宗像一族が祭ってある菊姫の神社は、宗像大社の近くの山の中腹にひっそりとあるそうで、ドライブしながら、場所を教えてくれました。宗像大社や山田地蔵尊とは違い、そこは静かな場所です。
さて、友達は、それだけでは満足しませんでした。
菊姫が殺された場所があるという情報を聞いたからです。
それを探すために、彼はとんでもない目にあいます。
ちょっと書いてて怖いです。
続きは、この彼がかぶった話になります。それはお菊姫の話・中編で!!
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