2019年5月24日に業務改善命令を受けた同日、西武信用金庫からも業務改善命令に関する発表がありました。
その発表資料は既に西武信金のサイトから消えてしまっていますが、私がダウンロードしておいたものがありますのでこちらにアップしておきます。
この中から一部を抜粋し私なりのコメントを付記します。
一貫して「この不正による被害者の救済」は一切触れらていません。
確かに2019年6月28日に業務改善計画は提出されましたがそれに関してはまた後日。
旧理事長の側近が理事長に就任したことがどうして再発防止になるのか?甚だ疑問です。
金融庁は「旧理事長の首を取った」ことでこの事案を手打ちにした感は否めません。
全てが「今後」に向けたものであり、「この不正による被害者の救済」は一切触れらていません。
貸出案件を持ち込む業者による書類の偽装・改ざんに関しては債務者と面談、調査しているにも関わらず「現存する18 か月間のメールでのやりとりからは258 物件あると確認している」=258物件のオーナーは不正の被害者なのでは???
金庫職員が耐用年数や修繕費用等を指示・示唆するなどの不適切な行為に対する債務者は一切無視
これは「外部業者の不正は追求するが金庫職員の不正は見逃す」ということと同意ではないでしょうか?
そして実際、2023年1月現在においても、金庫職員が共謀したと思われる不正融資の被害者は何ら救済されておらず、金融庁も無視を決め込んでいるのです。