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【ご挨拶】2025年もHINOEを宜しくお願いします
皆さまこんにちは。株式会社HINOEの矢本です。新年あけましておめでとうございます。2024年4月に創業したHINOEですが、無事生後10ヵ月を迎えることができました。
「内向型のリーダーシップ開発」というニッチな事業ですが、ダイレクトメッセージや応援の言葉をいただくことが増え、今年は飛躍の年にしよう!との気持ちが更に高まりました。
翳ながら応援してくださっている読者の皆様に、この場を借りてお礼をお伝えさせてください。本日は新年のご挨拶を兼ね、HINOEの抱負について述べたいと思います。
HINOEの由来と存在意義
太陽(丙)を意味するHINOEですが、その本質は「解放」であり、"夜明けに立ち会う" ことをミッションとしています。2025年も育成の専門化として、リベレーター(解放者)として、様々な組織と個人の陽を灯し、その夜明けに立ち会うことを目指します。
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2024年も組織・人の支援を通じて、様々なリーダーの解放に立ち会いました。内向型の気質を踏まえ、一歩踏み込んで他のメンバーに影響力を及ぼすことはとても勇気のいることです。同時に、それは「強く、美しく、オーセンティック。」なことでもあります。
職場における存在感は絶対不可欠
あなたは自分のことを後衛向きと信じて疑わないかもしれません。魔法使いかもしれません。スナイパーかもしれません。前衛には、屈強でカリスマに溢れる人材が登用されるものと思い込んでいるかもしれません。
確かに、1900年のリーダーシップ論は特性理論が主流でした。勇気あるもの、カリスマ性に富むもの、エネルギッシュなもの、時には背が高いことも有能な指導者に求められる資質でした(ヘンリー・ミンツバーグ)。
その後研究が進み、今ではリーダーシップは "開発できるもの" になりました。立教大学・石川淳教授の定義によると、リーダーシップとは「職場や組織の目標を達成するために、他のメンバーに及ぼす影響力」とされています(石川, 2016)。
無理をして、魔法使いから戦士に転職する必要はありません。但し、チームで成果を上げる以上、自己の特性を踏まえ、強みを活かし、自分ならではのリーダーシップを発揮することは有用と言えます。その為には、内向・外向に関わらず、職場における存在感を高め、影響力を高めることが必要です。
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特に、内向型の脳は「高反応」とされており、刺激をマネジメントする必要があります(Cain, 2013)。リスクを取ること、目立つこと、自己主張をすること、議論で勝つこと、これらを苦手とする人は少なくないのではないでしょうか。一般的に、内向型は報酬を追い求めるよりも、罰を避けることを重視します(Little, 2016)。
HINOEが願う多様性の包摂
内向型であれ外向型であれ、あらゆる個人の在り方が承認され、包摂され、全員が主役のチームワークが成立すること。そして、オーセンティックで強いチームが組織力を引き上げ、従業員のエンゲージメントと組織力の双方が高まり、経営インパクトを及ぼせていることがHINOEの悲願とすることです。
HINOEは多様性の包摂(DE&I)を支持します。これはLGBTQ+に限った話ではありません。セクシャルマイノリティの人口は約10%とされていますが、内向型の人口は約50%です。認知的多様性の側面から、内向型のリーダーを特定し、育成し、包摂し、組織全体の競争力を高める意義は計り知れません。
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日本の未来を考える会社として
少子高齢化が進む日本において、労働生産性を高めることは日本の競争力に直結します。成果=生産性 × 時間 である中、急な労働力の確保や就業時間の増加は現実的ではありません。投下できる時間・資源は有限であり、故に生産性を高めることが鍵と言えます。
生産性を高める術は多く存在します。リーダーシップ開発は一つの手段でしかありません。DXやAIの活用等、その他の手段を通じて高めることができる領域は多分に存在します。
HINOEは人材開発と組織開発の内、特にリーダーシップ開発・チーム開発を主軸とした事業を展開しています。リーダーシップ開発を支援するその他の団体、筆者の人事時代や大学院時代の同期・同志も、同じ目標に向かって汗を流しています。そのような中、心理学と経営学を背景に、「内向型のリーダーシップ開発」を行う、一風変わった会社がHINOEです。
まだまだ認知度も低く、京都の裏路地にあるような、一見看板が見当たらないこっそりとした経営をしています笑 相手に迷惑をかけないようにと、気を遣って営業もかけられない、内気な人間が代表を務めています。それでも、2025年は飛躍の年にすると決めた以上、心を立たせ、HINOEの認知度を高める。その一点にコミットします。
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まだまだ生後1年未満の未熟な会社ではありますが、皆さまと一緒に日本の未来と、人・組織について真剣に考えていきたいと思います。これからもどうぞ宜しくお願いします!