あっぱれ山 :空想日本昔話
あっぱれ あっぱれ
あっぱれ や
しんみり と
やまやま に
エコーが かかった ように
深々と 山に しみいる ように
それは ゆっくり とした
口調 で 響いていた
あっぱ れ あっぱ れ
あっぱ れ や
旅人達の 中には
深く 感動 し
その 山里 で
一生暮らすことを 決めた
夫婦も いた そう だ
それから
旅人達は
この地 を
あっぱれ 山 と
呼ぶように なった
しんしんと雪の日も
小雨の日も
時を 選ばず
人を 選んだ
こころある人が
そこを 通った時
聞こえてくるんだと
あっぱれ あっぱれ
あっぱれ や
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