多忙なビジネスマンでも、誰でも簡単に、ジムに行く時間を捻出できるコツ｜「強制」のススメ
私は５〜６年前から、週に２〜３回、パーソナルジムに通っています。
コンサルタントは、目に見える商品を売るわけではなく、「誰から買うか」が大きな差別化要因となる仕事。
そのため、「自分自身が商品」と言っても過言ではありません。
ですから私自身「ある程度引き締まった体で、スーツが似合うパリッとした見た目を保つ」という意識を強く持つようにしています。
さすがに、モデルさんのような体型になるのは無理ですが（当たり前ですねw）、自分の姿を鏡で見た時に、
「おっ？この年齢にしては、なかなか良いんじゃない？」
と、自分で自分にOKを出せる状態にはしておきたいという思っています。
また、人生の６分野に関する記事でも書きましたが、「健康」は、より良い人生を送るためのベースとなる大切な要素。
心と体は繋がっているため、体が健康でなければ、クリエイティブな仕事はできません。
逆に言うと、体が変われば、自分に自信が持てるようになり、自己肯定感が高まるので、確実に仕事のパフォーマンスは上がります。
このような話をすると、
「私も、ジムに行きたいのですが、忙しくてなかなかジムに行く時間が取れません。日野さんはお忙しいのに、どうやってジムに行く時間を捻出しているんですか？」
と聞かれることがあります。
…その気持ち、とてもよく分かります。
私も以前は「仕事で忙しいのに、お金と時間のかかるパーソナルジムに行くなんて、面倒だなぁ」と思っていました。
また、筋トレはすぐに結果が出るものではなく、最初のうちは思うように体が動かないので、本当にキツイ。
重たいバーベルを担いで、太ももが悲鳴をあげるまでスクワットを重ね、
「あぁーもう限界だ！」
と思ったところに、トレーナーさんから「日野さん、あと２回いける！諦めないで！」という言葉がかけられ、歯を食いしばって死ぬ気でバーベルを上げる
というハードな世界（笑）
にも関わらず、私は「週に２〜３回、早朝からパーソナルジムに通う習慣」を、かれこれ５〜６年続けることができています。
それはなぜか？
そのコツを、今回はご紹介したいと思います。
「強制」のすすめ
忙しい中でもパーソナルジムに通う時間を捻出するコツ。
それはずばり、
「強制的にやらざるを得ない環境を作ること」
です。
「強制」と聞くと、あまり良くないイメージを持つ方が多いと思いますが、「強制」は習慣化の鍵を握る大切な要素。
「強制×「継続」＝習慣（自動化）
であり、強制することが結局は、目標達成の近道になるのです。
「スケジューリング」と「先払い」
「強制的にやらざるを得ない環境を作る」ためのポイントは、大きく２つ。
「先にスケジュールを入れてしまうこと」と「お金を先払いすること」です。
ではまず「先にスケジュールを入れてしまうこと」についてお話しましょう。
私はパーソナルトレーニングを、仕事同等の優先事項として捉え、その先の１ヶ月間の予約を、先に入れるようにしています。
人気のトレーナーなので、前もって予約をとらなければ、すぐに予約が埋まってしまうという理由もありますが、
それ以上に「強制的にやらざるを得ない状況を作る」という意味合いが大きいです。
また、自分で自由に通えるジムでなく「パーソナルジム」にしているのも、
パーソナルで予約をいれれば、より行かざるを得ない環境にできるから。
（専属トレーナーに直接指導してもらえる方が、より効率よく結果を出すこともできますね）
ただ多くの人は、ジムに行くスケジュールを「強制」ではなく「流動的」にしてしまうので、
「今週は仕事が入っていけなくなってしまった」
「今日は急ぎの資料を作らないといけないから、やっぱり行くのをやめておこう」
と理由をつけ、だんだんと行かなくなってしまう。
これでは、続かないですよね。
「週に２〜３回ジムに行く」という状態を、粘り強く半年ほど続ければ、体は目に見えて変わってきます。
スーツも以前よりビシッと着こなせるようになり、鏡の前に立った自分の姿を見る度、自己肯定感が上がり、自分に自信が持てるようになる。
自信が持てると、お客様にも自分の考えや提案を思い切って伝えられるようになりますし、
周囲からの見られ方も変わっていくと次第に、
「この状態を保ちたい」
というモチベーションが湧いてくるようになります。
そして「パーソナルトレーニングに行かないと、逆に気持ちが悪い」という状態にまで持っていければ、勝ちです。
「毎日歯磨きをしないと気持ちが悪い」のと同じで、習慣にすることさえできれば、あとは自動的にかっこよく健康な体が作られていきます。
お金の先払いの大切さ
次に「お金を先払いすること」について。
例えば、パーソナルジムでも「２ヶ月間で集中して痩せる」という高額なダイエットプラン等があると思いますが、分割にするよりも、先にお金を払ってしまうことがおすすめ。
（もちろん自分の資産状況にもよるので無理のない範囲で）
先にお金を払ってしまえば、「お金を払ったからには行かなければもったいない」という意識が働き、より強制の力が強まります。
最初はしぶしぶ通う形でも大丈夫。
続けているうちに、次第に体の変化や、仕事への良い影響を実感できるようになります。
「お金を先払いすること」は、何もパーソナルジムに限ったことではありません。
例えば、投資や貯金に関しても同じ。
「月々のお給料の中から、残ったお金を投資や貯金に回そう」と計画しても、蓋を開けてみたら、投資や貯金に回すお金が毎月残らない、ということも多いですよね。
だからこそ、定期積立のように「お給料が入ったら強制的にお金を投資や貯金に回す」仕組みにしておくのです。
すると、数ヶ月、１年と経った時に「おぉ！こんなにもお金が貯まっていた！」という状況を作り出すことができる。
最初は少し思い切りが必要になると思いますが、慣れれば自然と続けられるようになります。
自己コントロールできなくても大丈夫
毎日仕事をしていると、「重要項目」よりも「緊急項目」を優先せざるを得なくなることが多々あります。
そんな時でも、人生の優先順位を自分でコントロールできることが理想ですが、実際は難しい。
私も「もっとセルフコントロールできる強い人間だったらなぁ…こんなに苦労してないのになぁ…」
と、自分自身に対して思うことがよくあります（笑）
でもそこで「自分はセルフコントロールが出来ない。だから物事が続かない」と諦めたり自信をなくしたりする必要は一切なく、
優先順位を無理矢理にでも上に持ってきて、「強制」にしてしまえばいい。
「強制」を「継続」し「習慣」にさえすれば、自動的に目標達成ができるようになります。
コツは至ってシンプル。誰でも今日から、簡単に実践できますよね。
物事が続かないという方は、何事においてもぜひ「強制のススメ」を参考にして頂けたら嬉しいです。