人見知りでもトップセールスになれる!接待をせず、本質的な成功を掴み取るために大切なこと
一般的に、営業はコミュニケーション能力と社交性が求められる仕事とされています。
特にこの業界では、「トップコンサルタントになるためには、ゴルフや旅行、食事や接待を伴う営業活動が必要だ」という考え方が、一般的。
実際、金融業界のトップコンサルタントの大半は、このような営業活動を行っているのかもしれません。
そんな中、私は、おかげさまでトップコンサルタントとしての成績を収めていますが、接待やゴルフなど、一般的な営業手法は一切取っていません。
というのも…
もともと私はコミュニケーション能力が高いわけでもなく、社交的な性格でもないため、接待やゴルフといった営業手法が苦手で、自分に合わないのです。
にもかかわらず、私がトップコンサルタントとして成果を出し続けられているのはなぜか。
それは、業界の常識にとらわれず、自分が最も強みを発揮し、成果が出せるやり方に集中したからなのです。
ゴルフや接待を捨てるきっかけになった出来事
もちろん私も、この業界に転職した最初の2〜3年は、食事や接待を伴う営業活動を行っていましたが、ある時からこう思い始めました。
「この仕事のやり方は、続かない。体力的にも精神的にも疲れ果ててしまう」と。
世間が休んでいる平日の夜や土日にも、お客様と面談をしたり接待をしたり、休日に家族と過ごしていても、常に仕事のことが頭から離れなかったり…
そのため、1年365日休む暇なく働いている状況でした。
当時の自分は全く健康的でなく、まさに働き蜂。
「これではだめだ…」
この業界で、無理なく成果を出し続け、本質的な成功を手に入れるためには、根本からやり方を見直す必要があると感じ、思い切って接待といった方法をやめることにしました。
本質的な成功のために大切なことは何?
「では、本質的な成功とは何か」
「どうすれば無理なく成果を出し、成功し続けられるのか」
そのことについて真剣に考えた結果、
「顧客課題の解決に本気で向き合い、全力で解決に臨み、本当の意味でお客様に喜んでもらうことだ」
という結論にたどり着きました。
「日野さんがいてくれてよかった!」
「日野さんは今後の僕の人生や会社の成長のために、なくてはならない存在だ」
とお客様に実感して頂き、信頼していただくことが、本質的な成功へと繋がっていく。
では「ここを徹底的に追求しよう」と決めたのです。
加えて、この業界は、厳しいフルコミッションの世界。
自分の体が資本なので、病気や体調不良で倒れてしまったら、そこで終わりです。
そのようなことを考慮した上でも、精神的・肉体的な健康を保ちながら、バランスのとれた仕事のスタイルが必要だと痛感した私は、ますます「顧客課題解決の営業スタイル(for youスタイル)」を追求するようになりました。
顧客課題の解決が自分の喜び
すると次第に「お?このやり方は、実は自分にすごく合っているぞ」と、感じ始めました。
その理由は大きく2つ。
1つ目の理由は、
私は「困っている人や悩んでいる人の課題を解決し、喜んでいただくこと」に燃えるタイプだからです。
自分の存在価値を「顧客の課題解決」に見出しているとでも言いましょうか。
逆に言えば、「お金もあり、人間関係も良く、時間もあり、人生順風満帆だ」といったお客様と出会っても「僕が支援する意味はないなぁ」と感じてしまい、モチベーションが上がらないこともあったり…。
つくづく「苦しく険しい道を選ぶのが好きな性格だなぁ」と自分でも呆れてしまうこともありますが(笑)
2つ目の理由は「心配性な性格なので、お客様の潜在的課題を見つけるのが得意」であることです。
未だに、商談の前にはしっかりと準備をしますし、お客様との面談後には自分で反省会を開き、「あの時の質問で、お客様に不快な思いをさせていたのではないか」と、気にしてしまうこともよくあります。
でもそのような性格だからこそ、お客様が気づかない潜在的な課題を見つけることができると思っています。
例えば、
「この財務状況で、銀行からの融資が途中で打ち切られた場合、どのように対処しますか?」
「もし社長が倒れて働けなくなった場合、どのように会社を経営し続けますか?後継者はいますか?」
のような、未来を見すえ、まだお客様も気づかれていない潜在的なリスクや課題を掘り起こすことができる。
そこでお客様が「この課題を解決したい」という気持ちになられたら、そのために全力で支援し、解決する。
これこそが、自分の強みを活かした、最善なやり方なのだと今実感しています。
自分らしい営業スタイルでいこう!
現在は、家族との時間や自分の健康状態・生活スタイルを大切にし、バランスを保ちながら、安定した成果を出せるようになりました。
しっかりとお客様の課題を解決すれば、お客様にとっての自分自身の価値も上がっていきますから、
次第にお客様が私との面談時間を最優先で調整してくださるようになったり、周りのプロフェッショナルの方が「私の顧客課題解決のためにすぐに動いて下さる」ようになったりと、
結果的に自分主体で仕事を進められるようになると感じています。
私のような人見知りなタイプでも、自分のスタイルを見つけて努力することで、大きなやりがいを感じながら結果を出し続けられるようになる。
全ての人が、世間一般的な営業スタイルを取り入れる必要は全くありませんので、本日の記事を参考にして頂いて、本質的な、自分らしい営業スタイルを追求して頂けると嬉しいです。