君はハンター

君はハンター　僕は研究者
だから興味を持ったんだろう

君はハンター　僕は研究者
だから夢中になったんだろう

君はハンター　僕は研究者
だからもう、いらないんだろう？

これが最後になるかもしれない
何度となく思った
願いか憂いかわからないようなそれは
ひとしきり僕を蝕んだ

気づけばこんなに深手を負っていたのに
その目はもうこちらを向かない
終わりが来ないことに、一縷の望みがあるのかと
新しいものが見えるのかと留まっていたけれど

これにはきっと、永遠に終わりなどないのだろう
なぜなら君はハンターだから
君にとっては、すでに何もないも同然
心が向かないその時点で、君の目には入らない
終わらせることにすら興味がないんだ

そうわかったら、周りにその残骸がゴロゴロいるのが見えた
自らもその一部だとそこで気がついた

この世は永遠に結論が出ないもので溢れている
しかしこれはもう、それにすら値しないだろう

いっそ頭から食われてなくなる方が
きれいさっぱり終わったのに
でも君は食らわない、あくまでハンターだから

君はハンター　僕は研究者
もうきっと、交わることはないけれど