創作リレー第7回「金魚のコイ」の振り返り
メンバーシップで行っている創作リレー。
第7回が終わったので、今回もテーマ画像の試行錯誤や感想をまとめてみようと思います!
第7回のテーマは「金魚のコイ」というタイトルでした。
7月は夏ということでちょっとホラーな話に挑戦してみましたが、8月はTHE日本の夏!って感じの風景からストーリーを作りたいなと思い、画像を生成してみることに。
いつものようにAdobe Expressを使い、文字で画像を生成しました。
単語を並べるよりも文章調の方がより想像に近づけるのはわかっているんだけど、とりあえず「夏祭りっぽい何か」としか思い浮かんでいなかったため、まずは単語でキーワードを入れてみる。
コンテンツタイプの「ファンタジー」と「美しい」にチェックを入れてGO!
あら綺麗〜。でも日本のお祭りというよりは架空のアジアっぽい。そこはかとなく感じる千と千尋感...。
出店、金魚すくいなどを入れてみたけどAIさん的には「何それ?」なのかも。もう少し文章で詳しく書いてみよう。
これでどうだろう
出店というよりもナイトマーケットって感じやな。
っていうかこのお店に並んでるのは金魚...?ではないよね?金魚だと思って見るとちょっと怖い。
あらら...そんなところに金魚が...!
やっぱり「金魚すくい」が難しいか...。AIさんは日本のお祭り、もしかしたらご存知ないのかもしれん。
これは「金魚すくい」から離れないとちょっと難航するかもと思いつつ、一応金魚すくいを英語でなんて言うのか調べてみる。
「goldfish scooping」とのこと。ほんまかいな。なんかネイティブの人が聞いたら「どういう状況!?」ってなりそうな響きだが、通じるのだろうか。
ちょっとやな予感がするけど、金魚すくいについて詳細を入れつつ英語も書いてみる。
金魚すくいを知らないかもしれないAIさんにポイの説明をするのが難しい...!どうなっちゃうのかしら。
ついでにコンテンツタイプのファンタジーを消して、生成!
いや、それは金魚じゃなくて多分鯉!!!デカい!
ファンタジーボタンを消した瞬間一気に実写感が出たけど、色々と大変なことになってしまった。一枚目、狩る気満々だな...。
いやぁどうしようかなぁ...
ちょっと路頭に迷ってきたので面白い化学変化が起こらないかとエフェクトの「スチームパンク」と「メタル」にチェックを入れてみる。
おぉ〜!?どのへんがスチームパンクなのかわからないが、ちょっといい方向に行っ...た...?
金魚は相変わらず巨大だがさっきよりはイメージに近づいた気がする。
よーし、じゃあちょっとこのままいってみよう。一旦夏祭りは置いといて、もう少し女の人と金魚が小さくなるように文言を修正。
AIさん、私が君に金魚すくいを教えてあげよう。
とにかく小さな攻めの文言。これでどうでしょうか....
あちゃー...
「フッ、もうここにいる金魚は僕が取り尽くしてやったぜ」って感じ?
少年のすごさを観客が引き気味に見てるみたい絵になってしまった。人間と魚、水の中にいるのが逆なんだよなぁ...。これがAIさんの思う金魚すくい…。
おぉ!この子めっちゃ可愛い。
こんなにリアルで可愛らしい子が生成できたのは初めてかもしれない。
わー!ここにきて一番金魚すくいっぽい絵ができた!
なぜかいきなりポイの再現性が上がった。そして急に色々なバリエーションの画像が出てきたのはなぜなんだ...。それだけ私のワードがブレブレってことか。
うん、この辺が限界っぽいな。
というわけで、生成した画像の中からテーマ画像に採用したのがこちら。
最後のやつじゃないんかいという感じだが、なんとなくこの絵に一番惹かれたので。若干受け口気味の上戸彩っぽくて可愛いではないか。(どういう決め手?)
夏祭りと金魚すくいは裏テーマだったということで...。
タイトルは鯉っぽい金魚が出てきたのをインスピレーションにして「金魚のコイ」というテーマにしました。
そして一ヶ月でつながったストーリー。
すごく楽しかった!けど、今までで一番とっ散らかってしまった気もする...!!(汗)
リレーを繋ぐごとに広がっていく情景や設定の回収と展開の仕方、違う視点から始まる話を最終地点に向けて集めていく構想。パズルのように色々と試行錯誤するのが面白かったです。
なんとかテーマのAI画像と「金魚のコイ」のタイトルに向けてゴールを目指しましたがちょっと回収しきれなかったところもあり、次回の自分なりの目標が見えたりもしました^^
リレーで創作、やってみたい!と興味を持っていただいた方は、ぜひメンバーシップに遊びにきていただけたら嬉しいです。
ちなみに、一昨日から今月のお題もUPしております!今回のテーマは「山小屋にて」です。テーマ画像はこんな感じ。
1ヶ月間でストーリーをつないでいき、来月の頭にどんな風にこの画像を作ったか、そしてどんな物語が完成したのかをまとめていこうと思います。
それでは、掲示板にてつながった第7回「金魚のコイ」のストーリーをこちらにまとめます。
「金魚のコイ」
僕はご覧の通り、金魚だ。名前はまだない。(これ、きっと動物はみんな言いたくなるセリフだよね?)
まだとは言ったけれど、ここに来てしばらく経つのに一向に名前では呼ばれないから、きっとこの先も名前は付かないんだろうと思う。
何年か前の夏のある日。
僕は大きな水槽に入れられて、たくさんの仲間たちとこの街にやってきた。確かみんな「エンニチ」って呼んでたかなぁ。
小さな子どもたちが代わる代わる僕らのことを覗き込んで、白い丸いものですくおうとするんだ。
でもみんな全然上手にすくってくれないの。ひどい子なんて固い部分で僕らをつついたりするんだよ?
それにそもそもあの白いやつも、全然丈夫じゃないし。僕らが乗っただけですぐに破れちゃうんだ。どうしてもっと頑丈な道具を使わないんだろう?人間ってちょっとマヌケだよね。
そんな風に仲間たちとクスクス笑って水槽の中を泳ぎ回っていたところを、見事な手つきで僕をすくい上げたのが彼女だった。
あの時はあまりに滑らかで、一瞬水から出たなんて全然わからなかったよ。まるで魔法のじゅうたんに乗ったみたいに、するっと僕を水槽から出してくれたんだ。
仲間との別れはちょっと寂しかったけど、これは運命だって思ってる。だって、彼女はたくさんいる仲間の中から僕を見つけてくれたんだから。
そうして僕は、この鉢の中で自由気ままな一匹暮らしを始めたわけなんだけど...
聞いてくれる?僕には最近悩みがあるんだ。
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