方向音痴な私 VS "オートメドーリ"を探す外国人
私は知らない人に道端でよく話しかけられる。
お得意さん(?)は、宗教勧誘。
かなり前にもそんな話を書いたが本当に多い。
そんなに私は救われたそうな顔をしているのだろうか。
また、よく道を聞かれることもある。
実は宗教勧誘よりも、こちらの方が私としては困っている。
なぜなら私はものすごく方向音痴だからだ。
歩く方向が変わったり、昼が夜になっただけで、同じ道でもここはどこだろうとわからなくなる典型的な迷子タイプである。
そして困ったことに、私が道を聞かれる時はなぜか馴染みのない街や、自分も今初めて歩いていますよというような、よく知らない道で聞かれることが多いのだ。
一体なぜなんだろう。
私は文字通り「この道一筋...」みたいな玄人のような顔をして歩いているのだろうか。
勧誘されるほど何かに救われたそうに、且つ我が物顔で見知らぬ道を歩く私...。そこだけ聞くとなんだか情緒不安定そうだし、あんまり頼りにはならなそうである。私だったらそんな奴にはまず道を聞かないだろう。
でも、どういうわけか聞かれてしまう。
そして、そんな困ったことは先日も起こった。
しかも今回の相手は外国人。
なにやらファンシーな服を着た女の人がキャリーバッグをゴロゴロと引きずり、地図を持ってキョロキョロしている。明らかに道を知りたい人の挙動である。
私はなるべくその彼女と目を合わせないように道の端を歩いた。
だってそこは仕事のために初めて訪れた、私にとっても全く歩き慣れていない場所だったからだ。
歩きスマホをしながら余裕で歩いていると思われていたかもしれないが、私が手元でチラチラと見ているのはGoogle Mapだ。
迷子になりかけ一歩手前、なんなら同志である。
しかし、我が物フェイスを備えているらしい私は、案の定その彼女に話しかけられてしまう。
「スイマセン...あー、オートメドーリはどこにありますか?」
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