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飛行機の機内で眠くなってしまうのは一体なぜなのか


私は実家が遠方(北海道)のため、飛行機に乗る機会が多い。
今はそんなに飛び回れないが、今までは旅行に行ったり帰省したりと、1年に最低でも2回以上は飛行機に乗る生活を送ってきた。
そんな私は数年ほど前から、ある疑惑の念を抱いていた。


私はもしかして、飛行機に乗っている間気絶しているのではないか、と。


というのも、なぜだか毎回私は離陸する時にとてつもない眠気に襲われ、大体機内を寝て過ごすのだ。
海外旅行であれば、夜の便や時差の関係で眠くなるというのもわからなくはないが、遠いとはいえ、いくら北海道がでっかいどうとかほぼロシアとか散々言われていたって、2時間程度で行くことができるし、乗っているのは大体いつも昼の便である。

それなのに私は、毎回のように飛行機に乗ると眠ってしまう。
そしてウトウトした記憶もないまま、いつの間にか飛行機は到着しているのだ。


私はジェットコースターなどのいわゆる絶叫系の乗り物が好きだ。
幼い頃に兄のやっていないことはできないというなんとも理不尽な謎ルールによって、なかなか乗ることができなかった分、今までの乗りたい欲を回収するように今でも小学生のような気持ちでそれらに乗りたがる。

なので、飛行機のあの体がふわっと浮くような離陸の瞬間も大好物である。
ちょっと荒れた天気の方がより楽しいなんて迷惑なことを思っていたりもする。
しかし、離陸してまもなく、ひどいときは離陸したことを体感しないまま、私は座席に座るやいなや眠ってしまうのだ。


あれだけ心がそわそわするGがかかる瞬間にすら起きていられないなんておかしい。
これはもしや、飛行機の中で気圧か、もしくは私にはよくわからない難しい何かが作用することによって、私は一時的に気絶しているような状態に陥っているのではないだろうかと思ったのだ。

疑問を抱いてしまったら、気絶していると仮定して、原因を考ねばなるまい。私は気絶する要素を考えてみた。

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