ギルティ女史と私のビジョン
今日も慌ただしいオフィス。
ギルティ女史はいつものように猛スピードで仕事をこなしている。
「ねぇ、あなたのビジョンって何?」
いつものように仕事をこなしながら、ある時ギルティ女史は唐突に私に聞いた。
ビジョン。
未来、将来、展望ということだろうか。
昨日の夕ご飯、何食べたの?くらいの調子で彼女は私に聞く。
私は言葉に詰まった。
でも、なんとなく黙ってはいけないと咄嗟に思って、私はこう答えた。
「えぇと...まずはアシスタントとしての業務をマスターすることと、そこからもっと学んでデザインの技術を...」
「うん、それは目下当然やならきゃいけないことだし、やるべきことよね。それも当然そうなんだけど、そういうんじゃなくてもっと遠くのビジョンの話。何かやりたいこととか、どうなりたいとかどう生きたいと思ってることはないの?」
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