【風呂酒日和123-1】 天神湯(てんじんゆ)

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。

【風呂酒日和】〜ついでのお風呂、のついでのお酒〜｜日野笙 / Sou Hino｜note

むむむ。雨である。
最近雨多いなぁ。まぁでも雨が降るとやっぱり肌寒いのでお風呂日和ではあるんだけど。

中野駅前、想像通りとても賑わっている。なんか吉祥寺にちょっと似てるというか、なんていうんだろう、中央線バイブスみたいのあるよね。
楽しそうな店がいっぱいある飲み屋街の方からも歩けなくはなかったのだが、なんとなく気が向かずに線路沿いの何もない通りを静かに歩く。

銭湯後のお店を探すにもあっちから行った方がよかったのに、なんだろう、人見知りモード？寒いからだろうか。寒いと心も体もきゅっとなるから、ちょっと閉じるというか「わーい！」の気持ちじゃなくなる時あるよね。

にしてもさすがにこっちの道はお店全然ないなぁ。
お、ガーリック専門店だって。ニンニク大好き。今日の気分的にもアリといえばアリ。なんかしょんぼりしてるし、ニンニクでパワーチャージする？それとも銭湯を出る前にロビール(ロビーでビール)したら元気なるかな？
最近居酒屋に入る前にフライングで飲むのが定着しつつあってまずい。

どんどん住宅地の中を進んでいくと天神湯が見えた。
わ、きれーい！建て構えは昔ながらの宮造り、でも古さは感じない。とっても綺麗だ。
正面には壁一面になっている大きな傘立て。お、このつくりということは左右に入口が分かれている番台スタイルか？
と思ったら、かつて両サイドから入る方式だったであろう入口は左側のみが靴箱となり、右側は一面ガラス窓に。そして窓の向こうには腰掛けが見える。にゃるほど、ここリノベして片方の靴箱スペースは室内側にもってってロビーにしたんだ。いい感じ。