ドルフィンズNOTE

ラグビーリーグワン 日野レッドドルフィンズの公式noteです! 試合後のコラムや練習レポートなどを皆様にお届けし、レッドドルフィンズを身近に感じて頂けるようなコンテンツを掲載していきます!

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最近の記事

西アフリカ「セネガル共和国」の子供達とラグビーの繋がり

この記事は「笠原雄太 選手」のレポートです。 笠原選手がセネガルにいる奥様に会いに行き、現地での体験やラグビーに触れた感想を綴っていただきました。ぜひご覧ください。 ※笠原選手の奥様は、JICA(独立行政法人 国際協力機構)の職員としてセネガルで活躍されています。 2022年7月1日〜10日、私の妻が働いている西アフリカのセネガルに行き、ストリートチルドレン保護施設にあるラグビーチームの子供達とラグビーをしてきました。セネガルの歴史や文化、日常風景なども紹介します。 日本

    • 心震えるラグビータウン釜石での終戦

      釜石にはラグビーと夢がある。かつて新日鉄釜石(釜石シーウェイブスの前身 以下釜石SW)が日本選手権7連覇し、街の人々は東日本大震災の被災地として復興の夢を紡ぐ。街はどこか、ラグビー愛に満ちている。 その地で、日野レッドドルフィンズ(RD)は新リーグの最終戦を戦った。3点差で敗れた。地元初勝利を渇望する釜石SWのパッションにやられた。 釜石鵜住居復興スタジアムのスタンドには868人(公式記録)が駆け付けた。少し寂しい数字だけれど、青空の下、たくさんのカラフルな大漁旗が何度も揺れ

      • エナジーの塊、37歳の笠原雄太の「レディー・ゴー!」

         「レディー・ゴー! レディー・ゴー!」。日野レッドドルフィンズのモールから、エナジーの塊、笠原雄太の大声が聞こえてくる。37歳のベテランロック。そのひたむきさに胸が打たれるのである。  23日の日野×マツダ戦。我らの「かさケン」は今季初めて先発出場した。絶対に負けられない順位決定戦。ラインアウトではキャッチャーとして大活躍した。加えて、捕球したあと、ドライビングモールの芯となってぐいぐい押し込んでいったのである。  試合後のオンライン会見。箕内拓郎ヘッドコーチ、堀江恭佑主

        • 『3点差での敗戦という事実と、諦めずに戦い続けたいう事実』

           3点差での敗戦。しかも残り4分という時点での逆転負け。惜敗である。その事実は誰にも変えられない。だが、前回ライナーズと戦った4節での結果は67対22。奪われたトライは11という事実からすれば、今回の敗戦は、前回の敗戦とは明らかに違う内容であった。ではこの日の試合では何が起きていたのかーー。  まずはアタック。レッドドルフィンズは前半2つ、後半1つのトライを奪っている。特に前半の1つ目のトライはFW、BKを問わずにおよそ1分にわったってボールをつなぎながらの見事な、そして見

          『復帰の村田毅「カッコいい“とうちゃん”でいたい』

           何のために勝つのか。誰のためにラグビーをするのか。つまり大義である。日野レッドドルフィンズの33歳、村田毅は後半途中、交代でピッチを出る際、スタンドを見やり、柔らかい笑顔で左手を少し振った。  その視線の先には愛する家族がいた。妻と2歳の長男、昨年12月に生まれた長女。村田は言葉に実感をこめる。少し照れながら。  「家族が僕の原動力になっています。僕は家族の支えなくして、全然、グラウンドに立てていないのです。なんか、父親になってから、自分の中で戦うモチベーションが増えた

          『復帰の村田毅「カッコいい“とうちゃん”でいたい』

          「ひたむきプレー」感動呼ぶ

           キックオフ直前、被災地の釜石鵜住居復興スタジアムでは1分間の黙とうが捧げられた。あの東日本大震災から11年が過ぎた。釜石シーウェイブスも日野レッドドルフィンズも、誰もが特別な思いを胸に抱いただろう。  試合前日、つまり3月11日、両チームは釜石祈りのパークでの追悼式に参列し、慰霊碑に参った。試合後のオンライン会見。日野RDの箕内拓郎ヘッドコーチは言った。「たくさんの方々の思いが詰まった釜石の地で、ラグビーができることに感謝しています」と。  この11年間、筆者が釜石を度

          「ひたむきプレー」感動呼ぶ

          太朗丸の光り輝く人生行路

           動きに「キレ」があった。悔しい1点差負けにあって、27歳の頑張り屋、東郷太朗丸が光を放った。つい嬉しくなる。 SOほか、CTB、FBもこなす。この日はFBとしてプレー。「ポジションにこだわらず、チームをいい方向に持って行けるようなプレーを心掛けています」と充実感を漂わせた。  前半20分過ぎ、負傷退場したFBブレンデン・ジャメンズに代わり、急きょ出場した。前半30分頃には、SO北原璃久のゴロキックに反応し、自らの左足に合わせて転がし、バウンドしたボールを捕った。小刻みな

          太朗丸の光り輝く人生行路

          サムライ・木津武士「やりきれ、のりきれ、わきまえろ」

           冷たい雨の降る如く、わが心にも涙振る。わが日野レッドドルフィンズは、同じディビジョンⅡの強敵、三菱重工相模原ダイナボアーズに完敗し、3連敗となった。こういう辛い時は、日野の公式サイトを“ネットサーフィン”する。  選手紹介。みんないい顔している。フッカーの郷雄貴選手の「憧れるスポーツ選手」の欄には、こう、あった。「木津武士」。理由は「カッコ良いから」。ちょっと笑った。  確かに、フッカーの木津選手はいいオトコである。とくに人柄が。取材してもう、10年余になろうか。 あ

          サムライ・木津武士「やりきれ、のりきれ、わきまえろ」

          『完敗と言える敗戦もしっかり受け止め、未来へのレッスンと捉えて次に活かす』

           終わってみれば奪われたトライは11。得点は22対67という完敗だった。箕内ヘッドコーチ(HC)が「しっかり受け止めなくてはならない」という結果であり、堀江共同主将が「いいレッスンをさせてもらった」と言うのもある意味でうなずける。相手のハーフ団はオーストラリア代表というまさに世界のトップレベル。ほかバックス陣には13番フィフィタ、15番マシレワと現役の日本代表も擁する。  だが、そんな相手に対しても試合の“入り”は良かった。堀江共同主将が「試合の開始10分をすごく大事にして

          『完敗と言える敗戦もしっかり受け止め、未来へのレッスンと捉えて次に活かす』

          『あぁ寒さが身に染みる、日野RDがミス、反則連発で今季初黒星』

           油断大敵である。これまでの両チームの試合ぶりから、「今日は絶対、勝つ」と日野関係者は自信の笑顔を浮かべていた。  だが、勝負に絶対はない。それこそ、前節で花園近鉄ライナーズに敗北していた三重ホンダヒートは激しい闘志でかかってきた。とくにトンガ王国出身のNO8、ヴィリアミ・アフ・カイポウリの気概たるや。  そういえば、試合前、日野のCTB、トンガ・モセセらトンガ王国出身者が、赤色のトンガ国旗を一緒に掲げてグラウンドに入場してきた。海底火山の大規模噴火で被害を受けたトンガ王

          『あぁ寒さが身に染みる、日野RDがミス、反則連発で今季初黒星』

          『新生日野レッドドルフィンズ、ファンと共に好発進』

           ラグビーのある風景って、いいものだ。日野レッドドルフィンズの新リーグのホーム開幕戦。寒空の下の秩父宮ラグビー場の観客席が赤色に染まり、赤いジャージのレッドドルフィンズ選手が緑色の芝生で躍動した。  新型コロナ禍の感染急拡大が続く中、試合があるというだけでホッとする。試合後の記者会見は対面がなくなり、かつてのオンライン・オンリーに変わった。日野の箕内ヘッドコーチの言葉には実感がこもる。  「コロナ禍にもかかわらず、初のホーム試合にたくさんの方に詰めかけていただき、非常にあ

          『新生日野レッドドルフィンズ、ファンと共に好発進』

          【NTTジャパンラグビーリーグワン】第1節試合コラム『記念すべき新リーグでの初戦。その勝利に貢献したのはーー』

          2003年から始まったジャパンラグビートップリーグが刷新、新たなリーグとして2022年の新年から始まったのが「NTTジャパンラグビーリーグワン」だ。  新リーグの初戦である「マツダスカイアクティブズ広島」戦はチーム事情の関係で日本人選手のみでの闘いとなった。  そんな中、堀江共同キャプテンは、「逆にチャンスになる選手もいたので、そういった選手達と話し合って、自分たちの戦いをしようと確認しました」と言う。一方、箕内HCは「メンバーが誰であれ特にゲームプランを変えたということも

          【NTTジャパンラグビーリーグワン】第1節試合コラム『記念すべき新リーグでの初戦。その勝利に貢献したのはーー』