青山晃也が見せたEVOLUTIONなプレーランキング
1月11日の横浜EX戦でキャリアハイの18得点(3P 2/3、2P 5/7、FT 2/2)と首位撃破の立役者となった青山晃也。彼が試合中に見せたEVOLUTIONなプレーを独断でランキングにして紹介する。
3位 4Q残り30秒ごろ
相手の3Pをブロックしたシーン。相手の行動を読みやすい場面だったとはいえ、試合のド終盤にステップサイドからの3Pをブロックできる跳躍力と集中力。
この1プレーで勝利の確率が一段階上がった。
2位 1Q残り9分20秒ごろ
ガンバロウズの初得点のシーン。ただの速攻からのレイアップに見えるが確実にスコアするための工夫がある。
左レーンを走る青山。レイアップをするためにドリブルをやめて左→右とステップを踏む。そのままいくと左手でシュートを打つのが普通だ。左足でステップを踏むときに横を確認すると、右から猛然と相手の外国籍選手が走り込んできている。こいつはブロックを狙っている。このままリングの左側からシュートすると叩き落とされるだろう。
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せっかくのチャンスでブロックされるわけにはいかない。そこで進行方向を右に寄せ、相手の走路をまたぐようにし、シュートも右手で打った。
相手としては自分の走路を横切られるとぶつからないようにスピードを落とすしかなく、ブロックにも飛べなくなる。
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番外編 3Q残り9分30秒ごろ
スクリーンをかけにきた相手PGを自慢の胸板で弾き飛ばした。相手は大きくよろめいていたが、青山は何食わぬ顔で普通に動いてて笑った。体デカすぎんだろ……
1位 4Q残り6分ごろ
シュートフェイク→カウンタードライブ→ユーロステップで得点したシーン。古河の動きに合わせて2歩目で大きく左に方向転換していて、相手にファウルさせる隙を与えなかった。
実は最初のシュートフェイクにもストーリーがある。青山は1Q残り5分50秒ごろに3Pを決めているが、このときはディフェンスはチェックに来なかった。この時点では青山の3Pは別に打たれてもいい(≒入らないからリバウンドに力を入れたい)と思われていた。そこできっちりと”””代償を払わせた”””ことで、ディフェンスがチェックに来るようになりカウンタードライブが突き刺さった。
COLUMN:昨季からのEVOLUTION
昨季から何が変わったのか。
ずばり、フィニッシュ(シュートをねじ込む力)だ。
昨季はフィニッシュの種類が少なく、ドライブしても外国籍のディフェンスに跳ね返されるシーンが散見されていた。今季は相手ディフェンスを確認しプレーを変える余裕が感じられる。
開幕直前の怪我で出遅れ、復帰後も怪我人が出ない限りロスター外だったが、前日の大敗により回ってきたチャンスを掴んだ。(私は初出場だった岐阜戦から高評価をしていたのだが……。一度構想から外れると好調か不調かを確認する時間すらも与えられないのは厳しい。それで上手くいっているならまだしも、そうではないのだから。)