敵対的な交代劇
敵対的な交代劇を経て新シャチョウに就任したT氏は、自然、独自色を探りました。けれど、探って探せる器でないT氏は、妙案を思い付きます。
早速、彼は、管理職たちにレポートの提出を命じました。テーマは、「改革」。要は、前シャチョウが打ち出した経営戦略の総括(ダメ出し)を命じました。
踏み絵を前にした管理職たちは、続々と前経営陣批判のレポートを提出し、T氏はそれをステイプラーで留めて、「ボトムアップの改革」を断行しました。
前例踏襲に血道を上げる組織も困りものだけど、これまでの自分の仕事にプライドを持てない管理職たちの無節操ぶりの方に、私の危機感が募ります。
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