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女の人

女の人の声が、私に優しく語り掛けます。「モウスグ、オ風呂ガ沸キマス」。その声で私は、我に返ります。しばらくの間、負のループにハマっていました。

「進め方で迷っている」という私の優柔不断さを上司は叱責し、「やらなきゃ仕方ないでしょ」という常とう句で突き放されて。今日は、そんな1日でした。

「それをいわれても、部下は動けないよなぁ」と独り言をいってみて、でも、「負の感情を明日に残すのは、やめよう」と自分に区切りを付けます。

聞き慣れた音楽に導かれて、女の人が私に語り掛けます。「オ風呂ガ沸キマシタ」。いつもどおりのフラットな優しさで。そういう人に、私もなりたい。

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皮膜
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