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地方分権
地方分権は、中央政府と地方政府の間の綱引きのように思われがちです。どちらに権限があっても、国民・住民には関係のない話だ、と。
でも、そうとばかりはいえません。先日、たまたま入った飲食店のバイト君は、店長に対してやたらとヘコヘコするクセに、客に対してはゾンザイでした。
彼に関する権限と財源が店長に握られている場合、バイト君は店長に対しておもねり、顧客を軽視します。地方政府の「バイト君」体質の構造も同じなのです。
権限と財源を住民に身近な地方に移し、納税者という「顧客」の方を向いて仕事をさせる。つまり、地方分権とは、顧客主義による行政のための手段なのです。
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