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4歳の子ども(1)

4歳の子どもにマシュマロを1つ与えます。「これを食べずに15分間待つことができれば、もう1個あげる」と約束し、子ども1人を残して部屋を出ます。

ある子は言い付けを守り、別の子は我慢し切れず食べてしまいました。そして15年後、前者は、後者より学力が高く社会的に成功している、と確認されました。

「幼少期の自制心が、将来の学力や社会的な成功を予測する重要な要素である」。これがスタンフォード大が行った「マシュマロ実験」の結論です。

けれど「幼児期に自制心を育てれば、子どもの将来の成功に影響を与える」とは、この実験結果を過度に単純化した解釈といえます。


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皮膜
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