Kさん
Kさんは、民生委員です。生活困窮者への支援、高齢者の見守り、ひとり親からの相談…活動は、多岐にわたります。給料の支給はなく、ボランティアです。
平均年齢67歳といわれる民生委員の中にあって、Kさんは、十分に若手です。それもあって、行政からも住民からも頼られ、そしてそれによく応えています。
そんなKさんでも、行政に苦言を呈します。「彼等は、行政にできないことをボランティアに担ってほしいって期待するけどさ、それは、アベコベだよね」。
確かに善意は、尊い。でも最後のとりでは、個人の善意でなく絶対に行政です。行政のツケを彼等が払ってはなりません。Kさんを見ていて、そう思います。
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