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スモモの木

スモモの木の下で冠をかぶり直してはいけない、って随分と唐突な警句に見えます。「李下に冠を正さず」の原典は、中国の詩文集とか聞きます。

君子は疑惑を招かない注意が必要で、スモモの木の下で冠をかぶり直したりすれば、スモモ泥棒と疑われかねない、と。君子ってのもなかなか大変です。

友達のF君は、街を普通に歩いていても、よく警官に呼び止められます。クドクド職務質問され、持ち物まで点検されて、やっと解放されます。

F君に同情し、また、理不尽な扱いにも従順に従う彼をもどかしく思いながら、「なぜ彼だけが」と不思議でもあります。李下に冠、の類の話なのか。


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皮膜
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